Daily Archive: 3月 25, 2012

PS VITAの画面焼き付き実証実験

 有機ELパネルが画面の焼き付きを起こす、というのはワリと知られた事で、実際スマートフォンの一部機種などに搭載された有機ELパネルでは焼き付きは必ず起こるとさえクチコミで言われている程。

価格.com クチコミ掲示板
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000279463/SortID=13987362/

 実際購入後半年で焼き付きが出ているようだが、PS VITAも同じく有機ELパネルを採用しているという事で、この焼き付き問題が発売当初から言われていた。
 だが、実際に有機ELパネルの焼き付きというのは、どういう事をいうのだろうか?
 ブラウン管時代の焼き付きとは、ブラウン管の同じ所に電子銃からのビームを受け続けた結果起きるもので、文字通り焼き付きという事になる。要するにビームを受けていたカラーフィルター部の色が変色してしまうという現象だ。
 では有機ELパネルの場合はどうなのか?
 有機ELパネルに遣われている有機EL材は電気を流すと発光するという特徴があり、その有機EL材そのものに色を付けて自己発光させている。つまり、有機ELパネルの焼き付きというのは、特定の色の有機EL素子にずっと電気を流し続けている事で、その発光素子そのものが劣化する事で色落ちが発生する、といえる。
 基本的にブラウン管時代と原理的には違うが劣化という意味ではそう変わるものではない。但し、有機ELパネルの場合は局所的に劣化する事で焼き付きのような現象が目立つ、という事になる。時間経過で劣化すれば全体的に色落ちするという定めにあるのが有機ELパネルの特徴だが、ただ、同じ画面を表示させる事で局所的に劣化する、つまりスマートフォンなど時計やアプリの表示など、いつも同じパターンの画面を出す事が多い場合はそれだけに焼き付きが発生しやすい、という事になる。
 ではPS VITAはどうか?
 ゲーム機なので遊んでいる限りはほぼ問題ない…はずなのだが、では実際に同じ画面を映し続けたらどうなるのか? とい実験をした所がある。

Kako Homepage (kako.com)
http://www.kako.com/

(Kako Homepage (kako.com)より画像抜粋)

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