Microsoftが第二世代に当たる“Surface2”と“Surface Pro2”を発表した。
米国では24日より予約を開始し、欧米、アジア太平洋地域の21カ国で10月22日より、中国では11月初旬より発売するとしているが、日本はこの中に含まれていない。
私などは何故日本が含まれていないのだろう? と単純に考えてしまうのだが、ここ最近、PS4でも最後発だったり、Xbox Oneにしても後発組になる事は間違いがないという状況である事を考えると、世界中のベンダーとしては、日本市場というのはそう注視すべき市場ではなくなった、という見解なのかもしれない。
ま、日本の状況は後回しになっているだけで、おそらく発売自体は行われるだろう。ただ、Microsoftが考えている市場性と日本の市場性は異なるのだろう。
Microsoftが何故2機種展開しているのか?
おそらくそこに日本市場の特殊性があるのだと思う。
Surface2は、前機種でSurface RTと呼ばれていた機種で、CPUがARM系のTegra3から同じくARM系のTegra4へと進化した。液晶解像度もフルHDになり、5点タッチ対応10.6型液晶、Windows RT 8.1、Office 2013 RTを搭載している。
おそらく、このSurface2は日本では売れない、とMicrosoftは見ているのかも知れない。圧倒的に日本で支持されるのは、純粋なWindows8が動作するIntelコア版になる事は容易に想像が付く。
Surface Pro2は、Ivy Bridgeコアだった前機種に対しHaswellコア搭載へと進化、バッテリーの持ち時間が格段に向上した。
具体的には1.6GHz駆動のCore i5-4200Uを搭載し、メモリとSSDの搭載量組み合わせでいくつかパターン化された機種分けがなされている。他にフルHD表示かつ10点マルチタッチ対応10.6型液晶を搭載、Windows 8.1 Proがインストールされる。
スペックを見る限り、2機種とも間違いなくブラッシュアップリプレースされた感じである。
Microsoft純正のPCという事で、前機種も価格的にかなりお買得感のある製品に仕上がっていた為、今回も結構な人気モデルになると予想される。
ただ、このMicrosoftのSurfaceに対向している日本ベンダーのUltrabookも、見所のある製品が多く、特にソニーのVAIO、NECのLaVieなど、魅力的な製品が多い。
おそらく日本ではそうした日本ベンダーの製品が強く、Microsoft側も思った程の製品出荷に繋がらないと踏んでいるのかも知れない。また、前機種の動きがそうだったのかもしれない。
実際、私も予算に余裕があるならば、Surface ProよりもVAIOやLaVieの方を選ぶだろう。
つまり、完全に日本人受けする製品ではない、とMicrosoftは考えているのかも知れない。そして案外それは外れていないのかもしれない。
そんなSurfaceの状況がある中、NECが“LaVie Tab W TW710/M2S”を発表した。
コイツは中身がAtom Z2760であり、パフォーマンス的にCorei5などを搭載したSurface Proよりも劣る事になる。ARM系のSurface2よりは動作は軽いかも知れないため、ある種、Surface Pro2とSurface2の中間に位置するものと考えられるかも知れない。
“LaVie Tab W TW710/M2S”は完全なタブレットスタイルの端末だが、Surface系のようにBluetoothキーボードに立ててノートPCライクに使える。
そういう意味では実にSurface系とバッティングする製品だが、最終的にSurface系が国内で売れるのか、それとも“LaVie Tab W TW710/M2S”が売れるのか、興味深いところである。
私としてはHaswell対応のLaVie Xが早い所登場してくれないかな…と思っていたりする。
15.6インチ&テンキー付キーボード&フルHD、かつ12.8mmという薄さを体現した筐体内にHaswellが搭載されれば、かなり長時間駆動を期待できる製品になるだろうと思うのだが…。
Haswell搭載ノートPCは、まだまだこれからが製品ラッシュ(ラッシュという程ではないだろうが…)が来るのではないかと思う。


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