先日、Adobe Creative Cloudの話をしたが、その際、VAIO Duo 13をリカバリーする事態に陥った。
どうもその原因はAdobeだけに問題があるようではないようだ。
Microsoftがやらかした…
Microsoftから、8月13日に公開したWindows更新プログラムが原因で、コンピューターの異常終了や起動失敗などが発生している問題が起きているという発表があった。
どうも、主としてWindows8以降が対象となっているようだが、その前にもニコニコニュースでWindows7を巻き込んでいる問題が取り上げられている。
ここまで世界的に普及しているOSの更新プログラムがこのような不始末を起こすと、その被害の大きさたるや、尋常なものではないと言える。ある程度PCに詳しい人なら、対処法を見てどうにかできるかもしれないが、情報公開された対処法を説明されても理解できない人も多数いると考えられる。そんな対処できない人からすると、公式がサイバーテロを仕掛けてきた、とさえ言いたくなる人もいるのではないかと思えてならない。
とりあえず現象等については、以下に詳しい。
impress INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140819_662544.html
更新プログラムをインストールして問題が発生しない人もいるようだが、念の為にアンインストールした方が良いというぐらいだから、相当深刻な問題と捉えてもよいだろう。
私のVAIO Duo 13も、Adobe Photoshop CCのアンインストールが上手くいかない事から、念の為にWindowsの更新プログラムを適用した事で、同じように起動できなくなり、自動修復が開始されたと思ったら、修復されずに、結局リカバリーするハメになった、という経緯がある。
ニコニコニュースの現象と全く同じである事から考えると、間違いなくAdobe問題を抱えていたところに、実はMicrosoftの刺客が忍び寄ってきて、テロを起こした…そんな感じである。
更新プログラムという存在
元々、昔のソフトウェアは問題を抱えた状態で市場に出回る事はまずなかった。というか、その時点で回収問題だった。
MicrosoftがWindowsというOSを発表し、それが次々と修正プログラムを出してきたのが始まりで、そこから未完成でもあとから修正できる、という悪しき慣例が生まれたとも言える。
それ以来、ファームウェアにしても同じような動きを見せるケースが現れ、修正プログラムが当たり前みたいな風潮が生まれ始めた。
このような流れ自体がいかがなものか? とも思うのだが、時代が時代であり、またネットという媒体から予測外の脅威がもたらされることから、修正プログラムの存在はやむを得ないだろうな、とは思う。
だが、公式が吐き出す更新プログラムに問題があるという事は、それとはまた違った意味であり、由々しき問題である。
昔、あるソフトウェア開発のディレクターが言っていたが「Microsoftの更新データは発表されてから一ヶ月は寝かせてから適用する」と言っていたのを思い出した。
確かにその方が安心できるのかもしれない。
だが、世の中の進化が早い今となっては、その一ヶ月で脅威にさらされる可能性もあるワケで、ここらへんは割り切って考えるしかないのかも知れない。
どちらにしてもこういう問題に直面するという事は、PCに疎い人にはキビシイ時代であり、詳しい人には悩ましい時代である。