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Daily Archive: 1月 29, 2015

目のつけどころが…

その昔、とてもエンターテイメントに向けて作られたPCがあった。

その名はX68000

世間ではまだ黒い画面に白文字でコマンドを打つというDOSというものが基本OSだったころ、シャープからとんでもないPCが発売された。
グラディウスという、コナミのアーケードゲームがホンモノさながらに動作し、その音までも完璧に再現されたその動きを見て、ゲーマー達の憧れになったPCが、まさにこのX68000だった。
そのPCの外装も今までの無骨な四角い形をしたPC-9801・PC-8801シリーズやDOS/Vマシンとは異なり、美しいツインタワーのシルエットでPCが家電の仲間入りをしたようなスタイリッシュさに驚いたものである。このツインタワーのシルエットスタイルを「マンハッタンシェイプ」と呼ぶが、これはアメリカのマンハッタンの高層ビルを模した形のようなスタイルだからである。
X68000が搭載するOSは、当初はHuman 68KというDOSのようなスタイルだったが、その後SX-Windowsというマルチタスクが可能なウィンドウシステムが用意されたが、SX-Windowsを動作させるにはX68000のパワーでは非力で、その後に発売されたX68000 XVIやX68030でないと苦しい状況だった。しかし、残念な事にX68000 XVIやX68030が発売された頃には、本体の販売数も伸びず、結局シャープはX68000関係の事業から撤退する事となってしまう。
しかしX68000はIT業界では偉大な業績を残している、と私は思っている。
今のプログラマーの先輩にあたる人達の大部分は、このX68000でプログラミングを覚えた、という人が多く、また動作の速度を決める一つの要素である「クロック周波数」という言葉を世に知らしめたのもX68000だったからだ。
もしX68000というPCが発売されていなかったら、日本のプログラミング業界は今のようにはならなかっただろうし、世界のPCの実行速度は今ほど上がっていなかったかもしれない。

X68000なき後

シャープがX68000を生産中止にしてからも、X68000愛好家の熱意は変わらなかったと言える。小さなベンチャー企業や個人がX68000に実装する拡張ボードや、性能そのものを劇的進化させるボードなどを地道に発売しつづけていたからだ。X68000が搭載するMPU(CPUの事)はMC68000だが、モトローラからはこのMC68000から後、68010、68020、68030、68040、68060などが作られ、X68000シリーズではそれらをアクセラレータとして搭載するようなボードが発売された。
しかし、絶対的性能はintel系CPUが圧倒的に進化した。大企業 vs ベンチャー&個人ではそもそも勝負にならない。結果、趣味の領域を出る事なく、X68000は表舞台から完全に消え去ったと言える。

しかし、未だにこのX68000のスタイリッシュな外装を好む人は多い。もちろん私もその一人である。
そんなX68000のスタイルを復刻したい、という事でシャープがマウスコンピュータにTwitterで呼びかけたのが2013年9月10日の事である。
マウスコンピュータは自社では難しい事を説明し、グループ会社のアユートにその話を渡し、アユートのProject Mにてこの企画が静かに進行する事となった。さすがにコレは商品化できないこの画像はその後進展した中で作られた試作機のものである。

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