時は止まらない

韓国の医療機器監査が終了した。

結果はどうあれ終わりが来る

韓国FDAの医療機器監査が無事終了した。
無事…と書いたのは、初日の指摘事項も実は記録として残る指摘事項にならなかったからであり、事実上、監査結果は完全良好という状態で終了した。
もちろん、細かい指摘はある。これらは改善の機会として次回の監査時に確認される項目として扱われるようである。

結果、何の問題もないという形で監査は終了したが、私としては何か釈然としない結果である。
何故なら、QMSとして不完全過ぎる状態だからであり、今回の監査はあくまでもサンプリングによる監査でしかないという事を重々理解しているからだ。
そしてどんなに結果を心配していたとしても、監査は期日が来れば終わるのである。
これはどんな事でも同じで、大学受験のセンター試験であっても、国家試験であっても、期日がくれば必ず終わる。
時は止まらないのだから。

今からから本番

監査は終了した。
だが、前述したように、QMSとしてはまだまだ不完全で、なおかつ準備の出来ていない部分もある。そうした所の整備を急がなければならない。
だから本番はこれからであり、監査が終了したからといって安心などできない。
国内においても、第三者認証機関の監査は毎年やってくるし、米国FDAだって5年に一度はやってくる。
今後、輸出する国が増えれば増えただけ、監査もしくは査察と呼ばれる行為が増えていく事は容易に想像がつく。
だからこれからが本番。
いや、コレ自体、終わりのないマラソンなのかもしれないが。

とりあえず今回の監査は終了。
時が止まることなく進み続ける事に感謝しながら、ちょっとだけ休息したいと思う。
…いや、休息でなく新たな道の模索かもしれないが。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    お疲れ様ー!
    篝火におかえり~

    • アバター画像 武上 より:

      いや、篝火には帰らないからw

      どっちかというと、惑星ダライアスに帰還したって感じかも(爆)

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