何ぢゃ、そりゃ?
4K対応のPS4
ITmediaの記事によると、ソニーが4K対応の新PlayStationを来年にも発売すると、米ゲーム専門ブログメディアKotakuが複数の開発者系情報筋の話として報じたらしい。
ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/19/news028.html複数の情報筋がこの新PSを“PlayStation4.5”と呼称するようだが、もちろん噂の話でしかないし、正式名称になるかどうかもわからない話だ。
仮にPS4.5だとしてそのスペックは、4K解像度をサポートし、PlayStation VR用コンテンツのプレイを快適化させるためのGPU強化が施されているという。現在のPS4では4Kでの写真と動画は再生できるが、ゲーム解像度は依然として1080pではあるが、新PS4.5ではゲーム解像度すら4K対応になる可能性があるという事になる。
もちろん、前述したようにPS4.5はあくまでも噂でしかないし、公式なコメントは一切出ていないが、問題は複数の情報筋が伝えているという事と、開発者向けに何かしらの告知があったのは確かである可能性が高い。
となると、時期は未定ながら強化版PS4が登場する可能性は非常に高いことになる。
PSVRすらまだなのに…
今回の情報はリークされる時期があまりよろしいとは言えない。
何故なら、PSVRという大きな話題がつい先日行われたワケであり、世間では今まさにその話が中心になっていて、これからPS4を持っていない人にもVR体験をしてもらう為に現行PS4を売っていかなければならないとしている時期だからである。
そんな時期なのに、VRの為に強化したPS4を来年準備しますよ、と言ってしまえば、ほとんどの人はその新型の登場を待つだろうし、PSVRの買い控えもあり得る話である。
さらに言うなら、PS4という現行機種の寿命にしても、登場したのが2013年とまだ3年目に突入した段階でしかないワケで、コンソール機としては次期PSの話をするには早いタイミングと言える。
こういう情報筋の話は、確かに知りたい人からすればニュースになるが、市場を作っていくメーカー側からすると迷惑以外の何物でもない話であり、また最終的にはその市場から恩恵を受ける消費者サイドとしても、作られていくはずの市場がリーク情報によって潰れてしまう可能性があり、全体的に喜ばしい事ではない。
リークする側も、そうした全体を見た上でリークしてくれれば良いのだが…。
何はともあれ、今何かと話題のPSプラットフォームの話だけに、メディア側の人間は何がデリケートな話題となるかを深く考えたいものである。