自転車ではなく自動二輪。
自転車+原付+電動アシスト
原付(50cc)バイクがある意味危機的状況にあるという事を知っているだろうか?
2015年の7月1日に公布・施行された「バイクの排出ガス規制」強化によって、2017年9月までは購入できるものの、その後は強化された排気ガス規制によって、現行の原付バイクが購入できなくなるのである。
この規制によって一番被害を被るのは、新聞配達を業務としている業者や郵便局なワケだが、政府はこうした業者には「電動バイク使えや」と言っているわけである。
この二輪車による規制は、他にも排気量は変わるがABS搭載義務になったりとかいろいろある。ちなみに私が乗っているKSRにしても、実は排気量的にはABS搭載義務対象になるわけだが、私のKSRは既に購入しているバイクだから対象外。つまり、新車時であれば今後は小型二輪はABSが必ず付いているという事になる。
このABS搭載義務は原付は非対象ではあるが、先程の排気ガス規制は排気量の小ささから原付が最も厳しく、販売の存続が危ぶまれている。
そうした中、ホントの意味でハイブリッドな原付バイクが和歌山の新興ブランド 「glafit」より発売される。
何がハイブリッドなのかというと…おそらく本体写真を見ればすぐにわかると思う。通常バイクにはないものが付いている。そう、ペダルである。
この「glafitバイク」は、原付の電動バイクでありながら、ペダル駆動による自走が可能な原付バイクなのである。
バッテリーはフレーム内部に内臓されており、33km/hでの走行が可能で、約45kmの距離を電動で走行できる。
他にも、電動アシスト自転車のように駆動させる事もでき、電動バイクとしての幅をさらに広いものにしている。
商品としては魅力的
私個人として言えば、この「glafitバイク」は欲しいと思える商品である。
とにかく近代的というか、今の実情に合っているというか、これで折りたたみだというからさらに魅力的である。
さらに、防犯対策としてキーは指紋認証だというからさらに近未来的。いや、指紋認証程度はもう近未来とは言わないが、これで電動アシスト自転車並みの価格で購入できるのだから、普通免許持っている人なら、便利極まりない話である。
唯一の問題は「自転車モードで走行する時もヘルメット着用が義務付けられている」という事である。
…結構深刻な問題だな(爆)
ただ、バッテリーがあがってしまっても自走できるのは強みだし、健康の為にちょっと自分の力で走りたいけど坂道大変だなぁ…と思えば電動アシストモードで走ればいいだけなので、走行シーンでいろいろ選択して走れるという面白味はある。
というか、どうして電動アシスト自転車を作っているメーカーがこういう発想をできなかったんだろう? とプロダクト側から疑問は湧いてくる。
クラウドファンディング
この「glafitバイク」だが、クラウドファンディングのMakuakeで現在予約受付中である。
Makuake glafitバイク
https://www.makuake.com/project/glafit/
価格を見てもらえばわかるが、127,500円で15%割引で現在は予約受付中である。
この価格なら、電動アシスト自転車並みの価格であり、普通の電動アシスト自転車が高く感じるレベルである。
もっとも、電動アシスト自転車のみの場合は、あくまでも自転車の延長上なので、ヘルメットの着用義務はないし、免許の必要も無いのだが、普通免許を持っていて、バイクとして使いたいと思う人からすれば、glafitバイクの方が随分とお買い得のように思える。
ま、自賠責保険に入らなきゃ行けなかったり、市役所に原付車輌登録しなければならなかったりするので、多少の維持費はかかるが、利便性から考えれば結構お買い得な一品である。
私など、車の保険にファミリーバイク特約を付けているので、glafitバイクで任意保険対象にもなる。
ま、人によって考え方などもいろいろあるが、私はこのglafitバイクは十分「アリ」な商品だと思う。
…ま、買うか買わないかでいうと「金ないから買えない」だが、欲しい一品ではある。
モペッドは海外では便利な乗り物として普及してまね
ですが日本では法律によって不便な乗り物って認識ですね
運用は原付に準じるのでナンバー登録や自賠責も必要
右折も二段階右折の標識の無いトコロで二段階右折をすると違反ですし
その逆ももちろん違反となります
コレに乗るのは結構大変だと思うなぁ。
返信
あー、二段階右折は面倒だなぁ。
逆に、自転車として乗っている時に二段階右折と間違えられる危険性もあるのか。
都会では乗りにくいかもしれないですな。
地方の人口密集地でないところでないと、使い勝手は逆に悪くなるのかも。
そう考えると微妙な乗り物のように思えてきた(爆)
返信