7月末から8月にかけて登場するらしい。
消費電力の高いVega?
Teakers forumの書き込みで、MSIのmarketing directorがRadeon RX Vegaに対してコメントを発したようだ。
それによると、Radeon RX Vegaのスペックを見る事ができたが、多くの電力を必要とするようだ、との事である。
またMSIでは製品の開発を進めていて、近いうちにローンチできるだろう、との事。
つまり、製品として近日中にローンチはされるが、その消費電力は決して低消費電力ではなく、AMDの最近のビデオカードと同様にライバルよりは高い電力を必要とする可能性があると言える。
まぁ…これはPolarisの頃からそうだったため、可能性としてはあり得る話。
また、NVIDIAのビデオカードの性能に迫るために、高い電圧を掛けている可能性もある。つまり、クロックを引き上げた結果、消費電力が増大している、という事である。
このコメントが真実だとするならば、残念ながら未だAMDはNVIDIAには追いついていないという見方になる。
残念だが、AMDはGPUではCPUほどのインパクトを世間に与える事はできないのかもしれない。
迷うGPU
こうなると、私的にはまた迷う事になる。
今年の夏にメインPCを組み上げる予定(あくまでも予定だが)にしていて、そこの構成としてAMDの構成にしてみようかと考えていた所、IntelのCoffee Lakeが秋口くらいには登場するという話になり、そのパフォーマンスが従来より30%向上する、という話が出てきて、さらにここにGPUでもNVIDIAと並ぶかのように思われたRadeon RX Vegaが同クラスのNVIDIA GPUに届かないとなると、そのメインPCとして選ぶ組合せの中にAMDが含まれる可能性がかなり小さくなるかもしれない状況になってしまった。
Ryzenを選ぶという手もあるが、私の場合はその利用する状況で考えるとIntel製コアの方が効率的とも言える場合が多く、Intel製コアが6コアもあればそちらの方がパフォーマンス的には有利になると考えられるし、ビデオカードでも絶対性能を取るならNVIDIAを選択するのが妥当となると、AMDの登場する場がなくなってしまう。
唯一、Radeonはドライバレベルで動画支援機能を持っているという事だけが、AMDを選択する利点となる。だが、その利点の為に他を捨てる事ができるのか? 問題はそこである。
確かに今年はAMDにとっては躍進の年である事は間違いないが、GPUに関しては躍進と言える程の性能向上は期待できないかもしれない。
まだ噂レベルを超えた話ではないが、火の無い所に煙は立たないという言葉の通り、その可能性がちらつくからこそ、こうした噂が出てくるのだろう。
今しばらくその真偽を見極める必要がある…。
北森瓦版
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