ようやく空冷ファンを購入して組み込んだ。
まだ未完成の新PC
昨年末に組み始めた新PCだが、実はまだ未完成だったりする。
何が足りないかというと、それは冷却パーツ。
CPUクーラーは簡易水冷を導入したが、ケース内の冷却に関してはまだ手付かずであった。といっても、元々ケースを購入した時のファンは使っていたので、全く冷却させていなかったわけではない。だが、排気性能に対して吸気性能が全く追いついていないという現状だった。
またM.2 SSDの冷却も手を入れてなかったので、それも追加してやらないといけない。
冬の時期は周辺温度が低いので、まだそうした冷却が整っていなくても問題はないが、春になれば徐々に影響が出始める。整えるならこの冬の間にやってしまった方がいい。
というワケで、ようやく空冷ファンを購入、それらを組み込み、完成へと一歩近づける事にした。
M.2 SSDのヒートシンクは既に購入してあるので、今回はケースファンを購入した。
購入したのはCorsairの「ML120 Pro」シリーズのファンを4基。400~2,400rpmの性能を持つLED搭載のファンである。Blue LEDを3基、White LEDを1基と、異なる編成にしたのは、ケース内をLEDで照らしたときの事を考えての事である。
組み込んでみる
ケースファンを組み込む際、気をつけなければならないのは、吸気用と排気用で使用するファンに違いはないという事。つまり、取り付ける方向によって吸気用になったり、排気用になったりするという事である。
今回、私は4つあるファンの内、3基を吸気用、1基を排気用として取り付けることになる。ま、だから色が2種類あるワケだが。
で、その方向はどうやって見極めるかというと、ファンの側面を見るとそれが分かる。ほとんどのファンで刻印という形で方向の矢印が示されている。
CEマークの隣に、「↓」と「→」が書かれている。これが風の吹く方向とファンが回る方向を示している。つまり、この画像だと画像下に向かって風が吹き、画像右に向かってファンが回るという事である。
その風の方向を見極めて吸気用と排気用を使い分ける。この方向を見極める事が出来たなら、あとは電源含めた配線だけである。マザーボードにはケースファン用の電源口は大凡3つしかない。なのでフロントに3基の吸気用ファンを付けるとなると、1つの電源口を3つ分に分岐させてやる必要があり、また電源も他から引っ張ってくる必要がある。そうした分岐ケーブルを準備して接続すればいいだけなので、そんなに難しい話ではない。
光ると鮮やか
で、実際に配線をして組み込んでみた。コレ、Blue LEDじゃなくWhite LEDのものを3基搭載した方がよかったかもしれない…と思ったが、元々モノがなかったのでこうなったので、やむを得ない(当初は4基のWhite LEDファンを購入予定だった)。
CPUクーラーがBlue LEDだったので、Blue LEDでもいいかな…と思って購入したが、Radeonの光が赤なので、結構微妙かも…。でも見ていて鮮やかなのでコレでヨシとする。
で、リアだが…コチラは色合いをフラットにしたかったのでWhite LEDにしたのだが、思った程明るくないのが問題。ま、それでもメモリのLEDが白なので、場違いというワケではない。色合わせとは難しいものである。
とりあえず、これで吸気と排気のバランスは以前より格段に良くなったと言える。
若干排気能力の方がまだ上なのだが、吸気と排気のバランスでいえば、排気が若干強い方が負圧になって周辺から自然吸気するので、まんべんなく周辺空気を取り込む事ができる。ま、結果的にコレでヨシという感じである。
M.2 SSDの冷却
で、この空冷ファンに先駆けて購入していたM.2 SSDのヒートシンク「AWD-MCS01」だが、ようやく取り付けた。AWD-MCS01実際、今までM.2 SSDがどれぐらいの温度になっていたのか、あまり知らなかったのだが、とりあえず取り付けてみて、通電させたあとにこのヒートシンクを触って見たのだが…コレが結構熱い。火傷する程ではないが、指に熱さが確実に伝わってくる。
つまり、ヒートシンク等を付けていなければその熱がそのままSSDの熱という事になる。
実は自分的には結構ショックで、熱くなるとは聞いていたがここまで熱いとは想定していなかった。
今まで無対策で使用していたが、ここまで熱いとなると夏場が末恐ろしくなる。
もっと根本的な解決策が必要になる可能性も視野に入れた方がいいかもしれない。
とりあえず、このヒートシンクを使用し続け、今後の動向を見ていきたい。
とりあえず、予定していた冷却パーツは取り付けた。
あと足りないのは、ケースのサイドパネルである。
元々「P110 Silent」というクローズドのPCケースなワケだが、内部をこれだけLEDで光らせると、内部状況が見えるという事の利点を活かしたくなってくる。
というのは、最近はその動作状況をLED等で見える化しているパーツもあるため、内部が見える事のメリットが色合いというだけのものではなくなってきている。
というわけで、残るはクリアサイドパネルのみ。
これはハンドメイド、もしくは一点物で制作依頼するしかない。
そうでなければ、元々の「P110 Silent」のパネルを使うしかない。
さて、どうするか…。