Parallels Desktop 17

もうそんな時期なのかと言いたくなるタイミング。

Parallels Desktopの新型

macOS向けの仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop 17 for Mac」が本日発表された。
標準エディション、PROエディション、Businessエディションの3種があり、直販では本日から、その他の販路では27日より発売される。
直販の場合、標準エディションは新規が9,818円、旧verからのアップグレードが5,204円、サブスクリプションは新規/更新ともに年額8,345円となる。Proエディション及びBusinessエディションはサブスクリプションのみの提供でどちらも新規/更新ともに年額9,818円になる。
年に一度のサービス料という感じサブスクリプションでなくても、大凡年1回の更新となるので、永続ライセンスであっても新しくする場合はほぼ毎年5,200円程度のアップデート費用がかかる…そんな感覚の人もいるのではないかと思う。
今回のParallels Desktop 17では、新たにホスト/ゲストOSとしてmacOS Montereyをサポートとし、Windows11への最適化も実施予定とされる。
つまり、Parallels Desktop 17 for Macを入れていれば、macOSが新しくなっても、利用しているWindowsが新しくなっても、どちらにも対応できる、という事である。

機能的にも大幅進化

今回のバージョンではOpenGLのグラフィックス性能が最大6倍、2Dグラフィックスが最大25%、WindowsやLinuxの再開動作が最大38%高速化する、と言われている。
またM1 Macでは、Windows10 Insider Preview関連やDirectX 11などの性能が向上し、Intel Macではネットワーク性能が向上している。
他にもWindows向けディスプレイドライバの改良が行われ、macOSとWindowsのシームレスな連携を実現するCoherenceモードの操作性向上や、USBデバイスの対応強化などが行われる。またM1 Macは仮想TPMをサポートする。
この説明だけを見ていると、相当な強化が実施されるような感じに聞こえるが、実際にどのように機能するのかを体験してみないと、実際の性能はなかなか見えてこない。
まして今のMacはIntel製CPUかMi搭載か、でもその対応は変わるので、対応する幅も広く散漫になってしまっているので、Parallels側としてはやりづらい所ではないかと思う。

私は…

とりあえず、この「Parallels Desktop 17 for Mac」の導入はmacOSがMontereyに移行してからの導入でも良いかなぁ…という感じで考えている。
今はとりわけ今すぐ必要という感じでもないのがその理由だからだが、価格を少しでも落としたい場合は、Amazon.co.jpなどでアップグレード版が安く出たタイミングで購入する、というのも一つの手かもしれない。
まだAmazon.co.jpにはParallels Desktop 17 for Macの商品ページすら出てきていないので、これからの話にはなると思うが、近々商品は並ぶだろうと思う。
その時、おそらくいくらかのセールが実施されるのではないかと思うが…。
しばらく様子見といった感じになるだろうか。

どちらにしても、Intel MacでWindowsを利用している人は必要になるものである。
私もどこかのタイミングで導入する事になるだろう。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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