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次元を超えた速さ

昨日も紹介したRyzen Threadripper 3990Xがとうとう発売された。

何だ、この速さは…

1ソケット64コア128スレッドというCPUがとうとう発売された。
誌面(デジタル媒体含め)によるレビューはちょっと前から解禁されていたようだが、モノが発売された事で動画によるレビューが開始された。

impress Watch 本ナマ!改造バカ第57回
https://www.youtube.com/watch?v=jC0EUKDiK5I

価格は税込で約50万円という超級CPUではあるが、1コア辺りの単価で考えると8,000円を下回るというコストパフォーマンス。ある意味、お買い得なCPUという言い方もできるというのが呆れた話である。
で、問題はそのBenchmark速度。
動画の4:50あたりから見て貰えればわかるが、もう既に従来製品の届かない領域の計算を始めてしまう。
CINEBENCH Release.20での結果だが、24,634 cbという、今まで観たことのない速度と、レンダリングブロックの細かさを見せつけてくる。
CINEBENCH Release.15ではもっと顕著で、既にベンチマークという体を成していないほどの速さである。
もちろん、実用ソフトでの状況もレビューされているのだが、これは昨日の私のBlogに書いたとおり、64スレッド以上扱えるものとそうでないもので、性能が下位CPUを超えられないものがある事が判明する。
結局、これはWindows10というOSの問題であり、3990Xの問題ではないのだが、Microsoft的にも64スレッドに対応しておけばそうそう足りなくなる事はないだろうと思っていた所、3990Xが発売され、ついに64スレッドを超える環境が登場したが故に、OSが3990Xの要求に応えられていない状況になった、という事だと思われる。
CPUの使用状況がスゴイ事に…ま、普通に考えれば、まさかこんなに多コアになる状況が早くやってくるとは、Microsoftも思ってなかったのだろう。
どちらにしても、今後のWindows10は、少なくとも128スレッド同時に処理するポテンシャルを搭載してくるだろうと思われる。

16コア32スレッドは欲しくなる

ただ、3990Xのベンチマークを見ていると、自宅でも16コア32スレッドくらいのCPUは欲しいなと思えてくる。
Ryzen9 3950Xの価格が10万円弱なので、正直手が出ない価格ではあるが、今年末ぐらいにはコンシューマ機で8コア16スレッドがやってくる事を考えると、PCはその上の性能を確保したいという気持ちが立つ。
実際には3900Xの12コア24スレッドでも良いのだが、私は6コア12スレッドが数年で8コア16コアが当たり前の状況になった経験があるので、できれば16コア32スレッドに向かいたいところがある。性能的には12コア24スレッドでも問題はないだろうが、余力は残しておいた方が良い、という観点から3950Xの方がいいなと思い始めている。
ただ、私のように考えるのが正しいというわけではない。私は経験則で言っているだけで、他の人の使い方で考えれば、8コア16スレッドでも十分というケースがほとんどではないかと思う。
同時にどれだけのアプリケーションを動かすかで、マルチスレッド性能の必要の度合いが決まるので、私が他の人にお勧めするCPUを提示するときはRyzen7 3700Xあたりをオススメしている。
その方が価格的にも真っ当な感じがでるので、おそらく間違っていないアドバイスなのではないかと思う。
ただ、自分はといえば、おそらく3700Xでは満足できず、3900X、その上の3950Xを望むだろうという事は簡単に予想できる。

クロック周波数をナメるな

ただ、私が8コア16スレッドのCPUをオススメする理由は価格だけのことではない。
何より、発熱量からクロック周波数もコア数が少ないものほど高い。これは単純に単一ソフトウェアの処理性能が高いという事であり、マルチコアだけが全体のパフォーマンスを決めるわけではない、という事を意味している。
逆に、同時使用するアプリケーションが少ないのなら、4コア8スレッドでもいいのである。ただ、4コア8スレッドが8コア16スレッドを超える性能を持つには、相当なクロック周波数が必要になる為、オススメCPUは? となると、現時点では8コア16スレッド製品が筆頭にくるわけである。
そう考えると一番バランスが取れているのは…やはり8コア16スレッドかもしれない。
コア数、スレッド数、クロック周波数、消費電力…等々、こうした全てのバランスのもっとも取れているCPUを特定しようとすれば、やはりAMDなら3700Xや3800Xあたりが前面に出てくるだろうし、Intelなら今後出てくるであろうComet Lakeの10コア20スレッド、或いはその下位CPUで8コア16スレッドの製品がベストと判断されるかもしれない。

というわけで、Ryzen Threadripper 3990Xはロマンの塊なCPUだと言える。
一般人で使い切るCPUとは思えないが、この3990Xの挙動で、自分が持つべき性能が見えてくるのではないかと思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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