アツくなれないとかイイながら、結局話題がPhenomに行くのだから、私の中でPhenomは注目してないと言いつつ注目しているコアなのかもしれない。
実際、4コアをTDP95wで動作させるというのは、IntelのCore 2 Quad Q6600のG0ステッピングモデルとPhenomくらいしかない。
つまり、現状ではほとんどの4コア製品はCPU単体で100w超のTDPであり、個人で使用するにはハードルがちと高いのも事実。
価格的に見ても、この2種は3万円台と、選択肢としてQ6600とPhenomしか出てこないというのは、まさに今の現実である。
実際Phenomはどの程度の性能なのかという事がちょっとずつ見えてきた。
結果を言ってしまえば、残念ながら現時点ではQ6600に若干の優位性があるようだ。ただ、私が思うにまだPhenomはマザーボードのチューニングが進んでいないように思えてならない。どちらかというとAM2+のプラットフォーム自体にまだまだ余力があるんじゃないかと思う。
そうなるとトータルでの性能はまた変わってくる。
それに現状では4コア製品のメリットが少ない事もある。
今はまだ2コアでクロックが高いという事がOSやアプリケーションでの性能を引き上げている部分も多いと思う。
だが、確実にマルチスレッド化していくこれからのアプリケーションをよりスムーズに動かすとなると、やはり4コアの魅力は大きい。
実際、動画のエンコードは2コアより4コアの方が圧倒的に有利というのが今の現状。つまりマルチスレッド化に対応したアプリであれば、その性能はより高くなる事は目に見えている。
3万円台のコアを乗せるという事に抵抗がある人は、多分今までもCPUに1万円前後、高くても2万円弱のものをセレクトしている人だと思う。
そういう人はおそらく求めるものが違うだろうから、4コアへはまだ進まない方がいい。
2万円台半ばの製品をセレクトする人は、現状かなりもったいない結果だと言える。どうせなら、もうちょっと背伸びして4コア製品へ突貫すべきだ。
ほぼ同じクロックで動作する製品であと+5000円で4コアになるからだ。
この価格差を大きいと見るのは、かなりもったいない。現状の差額5000円の価値は、おそらく1万円にも2万円にもなると思う。
そんなワケで、私もちょっとQ6600が欲しいと思えてきた。
Phenomも良いが、そうなるとマザーボードからそろえないといけない。
今のマザーボード、ASUSのCOMMANDOなら、Q6600はそのまま乗せられる。
ただその時、競合コアとなるのがE6850だ。
2コアだが3GHz動作するE6850は、結果的にQ6600より高性能となるケースが多い。
COMMANDOはBIOSのアップデートでFSB 1333MHzに対応できるため、選択肢が増えてうれしいのだが、こういう微妙な二択ではかなり迷う。
価格的にも似通っているため、ホント迷うのである。
さて、ここを読んでいる人のスペックはどうかな?
パーツでアップデートできるのであれば、そろそろ視野を広げた方がいいかもしれない。そういう時期なのだから。
2007/11/22 • 2 comments
今まさにCPUで迷ってるオイラです。
先日GIGABYTEのマザーボードGA-MA790FX-DS5を買って乗せるCPUを
選んでる所、Phenom行くべきか?
或いは、現状はAthlon64 X2 5000+の黒箱でお茶を濁して
後にPhenomへ移行するか。
うむー。
価格差が離れすぎててヘンな2択だわ!
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GA-MA790FX-DS5、というか790FX搭載マザーボードを買うなら、迷わずPhenomですよ。
おそらく次に出てくるPhenomは9700、クロックはせいぜい2.6GHzのハズ。というのも、Phenomはその構造上から高クロックにするのが難しいと言われてます。
なのでせっかくAM2+対応のマザーボード買うなら、迷わずPhenom行くしかないでしょ。
Athlon64 X2の黒箱でクロック倍率上げて使うなら、耐久性の問題も考えてクロックアップ実績の豊富な既存製品で使うべきでしょうね。
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