LOGiN休刊へ…

 LOGiNが5月24日発売号で休刊となる事が判明した。
 ASCIIの別冊だったLOGiNは当時季刊だったが、創刊から一年後には月刊誌に変わり、一時期は月2回刊となるほどの人気雑誌だった。
 全般的にIT系ニュースをおもしろおかしく記事にしていたLOGiNだが、今でいうところの週刊アスキーが似たようなイメージだったかもしれない。
 80年代、このLOGiNとBASICマガジンでコンピュータに詳しくなっていった人も少なくはないハズ。
 LOGiNが休刊となる事で当時人気だった雑誌が双方とも休刊になったワケだが、当時から生き残っているIT系雑誌はこれで全滅したのではないかと思う。
 おそらくこれが時代なんじゃないかと思うが、今や必要な情報は雑誌でなくネット媒体で得られるという、まさにLOGiNやベーマガを読んでいた世代が未来像としていたスタイルへと変化した結果が、双方の休刊を招く事になったとは何とも因果な話である。
 紙媒体は徐々に電子化へと切り替わっていく。
 今回の休刊はその流れの一環と考えるしかないのだろうが、何か寂しいものも感じる。
 電子化の波はこれから世界をどのように変えていくのだろうか?
 きっと今想像もしないような変化をもたらすに違いない。
 旧世界の人間が生きていくには辛い時代がやってくるのかもしれない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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