先日Amazonで注文したKLink Kai推奨のUSB無線LAN機器が今日届いた。
価格は消費税込みで1,780円。
前に購入したものが1,960円だから、最初からコッチを買っておけばもっとリーズナブルだった事になる。
実は今回買った製品は前回買った製品の半年前のモデルでGW-US54GXSという製品。
だからその分価格が安い…のだが、中で使われている無線LANのチップセットは違うもののようだ。
パッケージを空けてとりあえずセットアップしてみる。
不思議なことに、今回の製品の方が簡単にインストールできてしまった。
…何で新しい製品の方が手間取るのよ orz
で、XLink Kai専用の設定をしてみて一つ分かったことは、今回の製品はこのXLinkモードで使用する限り、Windowsのワイヤレスネットワークの機能は一切使用しないという事だ。
普通、このような通信機能を持つ製品は、Windowsのネットワーククライアント機能やTCP/IPプロトコルを使用するのが普通だが、XLink機能を使う場合、簡単に言ってしまえばPCに接続されたUSB機器と無線LAN機器(ここではPSP)が無線通信できれば、あとはPCがインターネットへと通信すればいいだけの事なので、USB無線LAN機器とPSPはTCP/IPプロトコルにこだわる必要がない…という事のようだ。
簡単に説明すると…PCとPSPの中継さえ出来てしまえば、PCとUSB無線LAN機器の通信と、USB無線LAN機器とPSPの通信は同じプロトコルである必要がないという事。
PC ⇔ USB無線LAN機器 ⇔ PSP
この全く異なるプロトコルを変換するのが、USB無線LAN機器のドライバであり、それをする事でPCとPSPはピアツーピアで接続される。
なのでこの状態ではPSPは直接インターネットにつながっていないため、ブラウザでいろんなホームページを見たりするという使い方ができない。
ま、擬似的にアドホックモードをPC経由でネットにつないでるという事だ。
…ここら辺、説明がちと難しいため、感覚的に理解してもらうしかないのだが、構造を把握できれば「なるほど」とうなずけるものである。
で、実際に接続してみると今度は恐ろしいぐらいに簡単に接続できた。
2回目の時にブルースクリーン現象が発生し、ちょっと驚いたが、これはXLink Kai(英語版)のβ版(リビジョンが7.2.0.0のもの)を使用する事で回避できた(また発生したら…今度は手の打ちようがない)。
送受信のTxフレームとRxフレームもどうやら正常にカウントされているようで、モンスターハンターポータブル 2nd Gで接続テストをしてみたが、知らない人が集会所にポンポン現れたため、おそらくは全く問題なく通信できていると見て間違いない。
ただ、この状態にあっても知人との接続で上手く行かない。
ココまでくると互いの環境の問題になってくるのかもしれないが、もともとXLinkモードそのものがかなり強引な設計であるため、接続している人が使っている機器の相性問題とかが絡んでくるらしい。
知人も私と同じGW-US54GXSの購入に踏み切ったようだが、同じ製品だからといって100%リンク可能かと言えばそうでもないらしく、冒険の領域をでない事に違いはない。
ま、確率は相当に高くなるが。
とりあえず私の方で出来る事はココまでのようだ。
あとは知人との接続が上手く行くことを祈る限り。
ってか、カプコンが最初からインフラストラクチャーモードでの通信プレイを可能にしてくれればこんな難しい事をしなくてもすんだのだが…
Wi-Fiという世界は実に面倒だとつくづく痛感した次第である。