SpursEngine

 前にも何度か書いたことがあるが、PS3に搭載されているCell.B.E.から派生した映像処理エンジンである“SpursEngine”のイベントがアキバで行われた。
AKIBA PC Hotline SpursEngineのイベントを東芝が実施
 最近、GPUでプログラマブルな処理を行うGPGPUなるものが流行りだしたが、このSpursEngineもある種似ている。
 ただ、違うのはその処理に使うコアがSpursEngineであり、CPUでエンコード/トランスコードするよりずっと高速でしかも低消費電力で可能になるという。
 GPUでもCPUよりずっと高速で処理可能としているが、問題はGPUは常に画面出力にもその性能を割り振らねばならないが、SpursEngineは専用処理となるところに有利さがある。もちろんコスト的には不利になるが。
 ただ、これはプログラムによってあらゆる選択肢が増えるという事を意味しているわけであり、実際、GPGPU向けAPIとして知られる汎用API“Open CL”への対応も可能だという。
 そうなると、環境が整えばより高速で高品位な処理が選択できるという、非常に面白い発展が考えられる。
 まだ数年先の話かもしれないが、可能性はあるだけに今後楽しみな展開だ。
 私も次期PCにSpursEngineを搭載…を考えるかもしれない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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