ドラゴンクエストIXが発売となった。
…正式名称すら最近は使われないくらい、ドラクエは国民的固有名詞となったが、その9作目となる今作はそもそも販売本数からして今までで最大が見込まれている。
というのは、今回のプラットフォームが今までにないぐらいに普及数が多いニンテンドーDSだからだ。
潜在的販売層は2000万人とも言われ、その中の4人に1人が購入しても500万本という、従来よりも多い販売数が予測できる。
しかも今回は一人1本を意識的に目指したのではないかと思われるぐらいの仕掛けが仕組まれている。
それがセーブ数1という制約である。
こうなるとプレイする人=販売本数という予測も成り立つ。従来のように1本で複数人が遊べる仕様とはとても言えないのである。
もちろん、このような仕組みにした理由もあるにはある。
それがマルチプレイ環境というヤツだ。
今回のコンセプトは、ほぼマルチプレイにあると言っても過言ではない。
一人ではなく、集まった最大4人とのマルチプレイで、決して終わる事のない冒険を堪能できるというのが、今作の最大の狙いだ。
パッケージ裏にも「終わることのない冒険が、はじまる」というコピーが書かれている。
しかも発売後一年間はWi-Fiでクエスト配信を行う事が公約化されている為、少なくとも一年間は新しいクエストで友人達と冒険する事ができる。
今までにないドラクエである事は間違いがない。
今日が発売日という事で、大手量販店などでは朝から行列が出来ていたようだ。
ドラクエの発売日と言えば行列…という認識は、今の小学生達にはないかもしれないが、ドラクエを古くから知っている人にはほぼ常識的な言葉だ。
初期の頃は、このドラクエの発売日に犯罪があったケースもある。
今は品物が潤沢に回るため、地方でも問題なく買える時代になっているが、昔は手に入れるために有りと有らゆる手段をつくそうとする子供がいたのも事実である。
ある者は裏から手を回し、発売日前に入手しようとしてみたり(誰だ、そんな事をしたヤツは(爆))、普通なら受け付けてもらえないアヤシイ予約を複数店で行い、発売日当日に高値で売りまくる者もいたり(これは私ではない…)、ある地方商店では入手難のドラクエに売れないソフトを抱き合わせて販売したり(これは酷い話だが普通に起きていた事)、とにかくドラクエが手に入るなら何でも許されるみたいな、一種独特な盛り上がりがあった。
現在の行列は、そうした行列の成れの果てなワケだが、実に正常化した姿とも言える。
ゲームが国民的娯楽へと昇華した結果…ある意味、私が夢見た世の中になったのかもしれない。
ドラクエIXを私も既に入手したが、実はまだパッケージを開けてもいない。
すぐにでもプレイ開始すれば良いのだが、実はまだ途中まで手を付けた逆転裁判4が終わっていない。
おそらく今日中には終わるだろうから、明日ぐらいからちまちまと薦めていこうと思っている。
久々にじっくり遊べるソフトだと思っているため、焦らずにプレイしていきたいと思っている。
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…いや、ネタバレでもいいかな(爆)