CPUの世界ではCell B.E.の登場以降、その流れがヘテロジニアス(異種混合)へと向かっている。
それが1月になって発表になった新しいIntelのCore i5/i3シリーズであり、新型Atomである。
AMD系もFusionとして随分と前から公表している。
これらは一つのチップの中で役割の違うユニットを載せ、1チップ構成とした本当の意味でのヘテロジニアスである。
しかし、こうした異種混合というスタイルは、何もチップの世界だけの話ではない。
先日MSIが発表したBig-Bun-Fusionもマザーボード上で構成の違うビデオカードを連携させた一種のヘテロジニアスと言える。
これを初めて見たとき、これからはヘテロジニアスに違いない、とある種神の声を聞いたような気がしたが、どうもそれは間違いではなかったようである。
株式会社シネックスが、米EVGA製のGeForce GTX 275と同GTS 250を両方搭載したビデオカード“GeForce GTX 275 CO-OP PhysX Edition”を発売したのである。
画像はimpress PC Watchからの引用だが、良く見て欲しい。PPUとしてGeForce250が搭載されている。
PPUとして搭載されている為、これが本来のGPUとはならない。
あくまでもPhysX専用として割り当てることを前提として考えられている。
従来のSLIで言えば、同じGPUが1枚のボード上に搭載される事が当たり前だが、こうした異種GPUのコラボの方が利用方法がいろいろと広がるのではないかと思ったりする。
なによりコスト的にSLIで構成するより安くできるし、性能の集中活用ができるように思える。
というわけで、こういうビデオカードが今後たくさん出てくるといいなと思ったり。
他社もやってくれないかなぁ。
余談だが、昨日の記事も500件弱のアクセスがあった。
…最近なんか変だw
2010/01/21 • no comments