ELSAというハードウェアメーカーがある。
正式にはエルザジャパンという日本企業なのだが、自作PCファンからはELSA(エルザ)と呼称される。
主として民生用・業務用問わずグラフィックボードのメーカーだが、その品質の高さをウリに、海外メーカーと渡り合っている。
というのも、ビデオカードというのは意外と品質問題となる事が多く「ビデオメモリがすぐに死んだ」とか「コンデンサが熱でやられた」とか、トラブルが多い。
なぜトラブルが多いのかというと、それは昨今のGPUがCPU並…いや、いまやCPUよりも発熱するからだ。
消費電力も高く、今の時代のPCでもっとも電力効率が問われる部分とも言える。
そんなワケで、ビデオカードには品質の高いメモリやコンデンサが求められる事が多くなり、安かろう悪かろうで壊れる製品を敬遠する人が多くなっている。
ちなみにこれはマザーボードでも最近はよく言われる事。コンデンサが個体なのはもはや当然という人もいるだろうし、タンタルコンデンサでなければ…などとこだわる人も多い(私もそうだが…)。
で、そのELSAは、品質維持から決してオーバークロック製品を出していなかった。
いや、出さなかった理由が品質的な問題なのかどうかはわからないが、ELSAのビデオカードは私の中では“鉄板”というイメージすらあるくらいに、定格出力&高品質というイメージ。
その鉄板ELSAが、今回のGeForce GTX 460の登場を機に、新製品ブランド名公募キャンペーンを展開した。
ELSAの新製品ブランド?
対象のサイトを見てみると、意外な言葉が書かれている。
「初のオーバークロック製品を取り扱う新ブランドを立ち上げることを決定」
やはり、GeForce GTX 460はNVIDIAが最初から言っている通り、相当にオーバークロック耐性が高いという事なのだろう、あの鉄板ELSAがオーバークロック製品を出そうという気になるくらい、安定したオーバークロックが望めるという事ではないだろうか?
ELSAがどれくらいのオーバークロックをしてくるかは分からないが、市場に出回っているオーバークロック製品は最高800MHz、750MHz、700MHzという分布だ。
個人的にELSAには800MHz超を狙って欲しいところだが…はたしてどうなる事やら。
ちなみにキャンペーンは7月22日(木)までと現在進行形。
詳しい応募方法は対象サイトに掲載されている。
Twitterを利用した応募方法であるため、アカウントを持っていない人はアカウントを登録してからになる。
採用された方には…なんとELSA製GeForce GTX 460の1GB版新ビデオカードがプレゼントとなる。
…今回の対象のビデオカードがそのまんま手に入る、というワケですな。
既に多数の応募ありという話。
皆もいかが?