キングジムにつづいてコクヨも…

 iPhoneアプリで手書きのメモをデータ化するアプリ“ショットノート”がキングジムから出ていた。
 前にもこのBlogで取り上げたが、紙の四隅に専用のマークが書かれていて、そのマークで縦横比を補正できるようにした商品である。
 ノートは有料販売されるのだが、この四隅に書かれたマークを別の紙に書き写したり転写したりすれば、専用ノートを買わなくても済むのでは? とも思える商品なのだが、これと似たような仕組みのノートとアプリが、今度はコクヨからも発売される事となった。
 その名も“CamiApp(キャミアップ)”と呼ばれる商品で、iPhone用アプリは無料提供される。

 その代わり、ショットノートと同じく専用のノートが9月7日に発売になる。
 価格はそれぞれ、ツインリングノート(中横罫、50枚)のB5が441円、A5が388円、A6が315円、ツインリングノートの5mm方眼罫仕様のA6が315円、ツインリングメモ(A7、50枚)が241円、ノートブック(中横罫、40枚)のB5が273円、A5が241円、A6が210円という感じになっている。
 文房具の価格としてはまぁそんな所かな? とも思えるが、無地のノートと比べてやはり割高になっているため、買うには多少の抵抗があるだろう。
 ただ、アプリと連動させて使用する事を前提に考えると、この価格は投資額としては安い部類かもしれない。あとはどれだけ使う人が役立てるか? で、このノートの価値が決まってくるハズだ。


 個人的にはこの手のソフトはかなり有用性が高いように思える。
 ただ、理想はiPadなどで紙を使わず直接紙のように書ける事であり、そこに行き着かないとペーパーレスにはならない。
 そう考えると、この手の商品は文具メーカーの策略のように思えてならない。ペーパーレスを匂わせた、エコのようで実はエコでないという商品。実に巧みだw
 なので、まず最初にこの商品はエコではない事を理解した上でそうしたエコとは違う目的の下にあるものと考えた方がいいだろう。
 ま、そこまでエコを意識する必要も無い話ではあるがw

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version