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硬度試験やってきた

 今日、仕事で工業試験場なる所に行ってきた。
 この工業試験場そのものは前にも何度か行った事があるのだが、工業試験場で実際に試験をしたのは初めて。
 今日の試験は材質検査などでは基本的な部類に入る“硬さ”の試験で、これは会社で生産している部品に焼き入れした後、図面に適合している硬度が実際に得られているのかを調べなければならない為である。
 硬度の検査方法や単位はいろいろあるのだが、このテスト押し込み硬さで計測しHRという“ロックウェル硬さ”での単位を使用したもの。その中でもスケールを120°ダイアモンド
円錐圧子を使用しているため、最終的な単位はHRCというものになる。
 …誰だ? HRCはホンダレーシングの事だろ?とか言うヤツは(爆)

 工業試験場に置いてある機器は実に操作が簡単。
 スケール先端を測りたい試料に装置が許容するまで押し込むだけ。あとは計測器が勝手に荷重をかけテストする。

 円筒形のものなので、4点計測してバラツキを調べる。もちろん反対側もである。
 何故こんなポイントをたくさん計測するかというと、焼き入れというものそのものにバラツキが出るからである。
 金属を焼き入れしても、部分的に温度がちゃんと行き渡っている所と、行き渡り方が足りない所もあったり、逆に行きすぎな所もあったりする。
 それだけで金属の硬度が変わってしまうのだから、焼き入れという行程は相当に難しいと言わざるを得ない。問題なのは、焼き入れというものがそういうものだという事を知らない設計者たちが多い事で、図面に謳っている硬度そのものが現時点の設備では不可能…なんて事が往々にしてある事である。
 今回の部品に関して言えば、そういうトライ&エラーを繰り返していて、設計者達との話し合いの上で進行しているようなので問題はない。

 今回のテスト、私も初めてやったのだが、8点計測するのに約5分かかった。
 1点あたり30秒あたりだろうか?
 1点だけ計測する分には「速いなぁ」と思ったのだが、試料を8個計測するとなると単純計算でも40分かかる事になる。
 まぁ…仕事だからいいんだけどさ…。

 今回の計測ではロックウェル硬さによる計測だが、全世界的に言えばピッカース硬さによる計測が一般的なようである。違いは…しらない(爆) 調べるしかないね。
 この仕事をするようになってから、調べなきゃならない事が増大している。工業というのはホント奥が深いものである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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