本日、PlayStation Suiteの開発環境を強化するとして、2012年4月からPlayStation Suite SDKのオープンベータ版を無償公開することが発表された。
このSDKは年内後半に正式版となり、正式版公開と同時に年間99ドルの有料となる予定。
このPlayStation Suiteは、PS VitaとPlayStation Certifiedを取得したAndroid端末(Xperia acroやソニータブレット等々)で動作するプラットフォームという事だから、PS VITAはある意味でiPhoneやiPadと同じ方向性を持つ端末になりそうだ。
おそらく、このPlayStation Suiteのサービスは、現在Appleが展開しているApp Storeと似たようなものになると思われる。つまり審査はあるものの、ユーザーが自由にアプリケーションを開発し、有料・無料でソフトを拡充することができるようなものになると思われる。
PlayStation Suite プレスリリース
http://www.scei.co.jp/corporate/release/120307.html
SDKの入手方法などは近日中に案内が出るとの事だが、このSDKの存在は大きいと思われる。特にPS VITAをモバイルPC端末と考えた時、いろいろな活用方法が見えてくる。
iPhoneやiPadの二番煎じ。そういう人もいるかもしれないが、PS VITAは元々がゲームデバイスであるため、ゲームをするための基本的なインターフェースは最初から搭載している事が、アプリによっては大きなアドバンテージになる可能性もある。
今はまだ可能性の話にしかならないが、電話というデバイスでなく、あくまでもネット端末とみれば、そうしたインターフェースの多彩さは有利に働くのではないかと私は思っている。
そしてそのライバルになるであろう、次期iPadが日本時刻3/8の午前3時にサンフランシスコで発表となる。
iPad3となるのか、それともiPad2の派生型となるのかはまだわからないが、PlayStation SuiteのSDKの発表がこのタイミングというのが、何となくAppleの新製品に情報をぶつけてきたのではないか? と思えてしかたがない。
ま、今の世の中情報戦でビジネスの世界は決まってくる。
生き残りをかけた情報戦で、デバイスの覇者となるのはどちらなのだろうか?
…言うまでもないかw