昨日からPCの調子が良くないワケだが、やはり今から新PCを導入する事は難しい。難しいというのは価格的な話もそうだが、何より新PCの構成に妥協したくない、というのが大きい。
なので、とりあえずの応急処置だが、ビデオカードの交換を行ってみる事にした。
問題は、その交換するビデオカードだが、今回問題となっているのは、明らかなる表示安定性。とにかく画面がちらついたり、崩れたり、或いはデバイスをOSが見失うのである。
不安定動作する原因はいくつか考えられるが、おそらくビデオカード内にある部品の何かが熱損耗している可能性が高い、と見ている。
今使っているビデオカードはオーバークロックモデルであり、その発熱量もリファレンスよりは大きい。但し、製造メーカーが厳選品を使用しているという事で、そのあたりはクリアされているハズなのだが、全ての環境に当てはまるわけではないため、ウチで問題が出始めたのではないかと考えられる。
通常、熱損耗した場合、コンデンサ関係が対象であるならば、ほぼ動作そのものができないのだが、動作していて不安定という事は、考えようによってはメモリ回りが熱にやられているか、もしくはGPUそのものが熱によって問題となっているか?という所ではないかと予測している。
であるならば、ビデオカードそのものの品質が高いと思われるメーカーのものを購入する必要がある。そうしたメーカー選別をしながら、どのグレードのビデオカードを購入するか?を考えなければならない。
一応、新PCへの移行を考えている以上、今からハイグレードなものを導入してもあまり意味がない。
もちろん入れたら入れたで次に使い回せばいいわけだが、いつ新PCを導入できるか分からない為、そこに現時点のハイグレードを使い回すと、新PCのビデオカードがその時点での型落ち品となる可能性も出てくる。
逆に安いビデオカード=ローエンド品を購入して当面を凌ぐという手もあるが、新PCへの移行に時間がかかりすぎるとローエンドでかなりの時間を使っていく事になるわけで、そこも考えどころ。
結局は使えるコスト次第と言うことにはなるのだが、何か良い方法はないか? といろいろ考えているのだが、そこで見つけたのがコレ。
ELSA GLADIAC GTX 560 Ti mini 1GB
http://www.elsa-jp.co.jp/products/graphicsboard/gladiac_gtx560ti_mini/
(現在リンク切れ)
このビデオカードはNVIDIAのGeForce GTX 560Tiと、私が今使っているビデオカードと同じGPUでありながら、リファレンス性能で稼働し、なおかつビデオカード長が170mmに収まっているものである。
この170mmという長さは、規格的にMini ITXのマザーボードと同じ長さであり、Mini ITXが入るケースであればこのビデオカードは使える、という事になる。
つまり、私が後に省電力PCを作ったとして(どうかはわからんが…)その時にビデオパフォーマンスが欲しい…と思えば、このカードを外付けビデオカードとして活用できる、という事になる。
まぁ、転用が確実とは言えないが、それでも利用範囲が広がるアイテムであり、しかも性能的には必要十分となれば、それはそれでアリかもしれない。
ただ、それでもこのビデオカードが実勢価格で2万円する、というのは考えもの。
せめて1万5,000円程度だったら…と思うのだが、それぐらいの価格となるとその下位モデルになってしまう。
ELSA GLADIAC GTX 550 Ti sp
http://www.elsa-jp.co.jp/products/graphicsboard/gladiac_gtx550ti_sp/
(現在リンク切れ)
こちらは性能的に悪いわけではないが、今のものと比べるとGPUコアそのものの問題もさることながら、メモリ帯域幅が256bitから192bitへと狭くなり、総合的に結構なパフォーマンスダウンになる。
つまり、今回はこのパフォーマンスダウンを受け入れられるか? という所が一つの指標になる。
受け入れられれば価格を抑えられるが、受け入れられねばコストをある程度覚悟しなければならない。
このあたりは当たり前と言えば当たり前の常識のようなものだが、あとは買う人の状況や環境によって何を重視するかで大きく変わる。
コスト最優先になるのか、それとも性能最優先になるのか、双方のバランスを採るのか?
そういった複数の条件を精査し最適解を出せれば、納得の応急処置という事になるはずである。
もっとも、一番いいのはこうした問題がでない事である。
逆に一番怖いのは…問題がビデオカードに起因しなかった場合である。
…これが最も恐ろしい(-_-;)