LED電球が出始めてもう結構な時間が経つのだが、私自身は実の所LEDという光源に対してあまり絶対的な信用というものをしていなかった。
確かに消費電力あたりの明るさはLEDがダントツに明るいという事は知っている。
だが、LEDはその性質上直進性の強い明るさであり、部屋の電灯などには向かない、という意識が強かったのである。
KSRでもウィンカーやブレーキランプなどをLED化したが、光の広がりが足りない為、側面にもLEDを配したLED電球を使ったりした。これはもうLEDの特性だからしかたがない。
だが、8月12日にN Boxカスタムが納車され、それにオプションで付けたLEDルーフ照明が思いの外明るかったため、ひょっとしたらLEDはそこまで進化したのかも…という思いが強くなり、本日、こんなものを買ってみた。
三菱電機のLED電球である。価格は特価で3,280円だった。
E26口金タイプの一般的なものだが、明るさは900ルーメン、消費電力11.4wと60w白熱電球から比べて20%の消費電力のものである。
ちなみに東芝のLED電球も店頭にあって、これよりも明るい1000ルーメンのものがあったのだが、価格が4,480円と1,200円も高いシロモノだった。
1000ルーメンには惹かれるものがあるが、とりあえず900ルーメンで使ってみるかとコレを買ってみた。
ちなみに今まで使っていたのはコレ。
既に取り外した後の写真だが、パルックボールスパイラルという、丸い部分に捻れた蛍光管が入っているものである。明るさは730ルーメン、消費電力は12wとこれも決して悪い製品ではないとは思うが、時代は変わったのである。
で、実際どれぐらいの光量の差なのか?
730ルーメンの明るさはこんな感じ。
んー、時代と共にくすんでいるかもしれない。電球の底に汚れっぽく見えるのは実際には汚れではないのだが、これも経年劣化というヤツである。
で、900ルーメンはというと…
…見た目によく分からないかもしれないな(爆)
でも光の広がりがこちらの方が大きい。これは側面にもLEDを配置してそこで光量を稼いでいると思われる。
で、画像で見るとよく分からないかもしれないが、体感でいうと、とても170ルーメンの違いしかない、とは思えないほどの劇的変化である。
6500Kの色温度を持つ明かりが、ビシバシと部屋中に広がった。
コレ、1000ルーメンだったら、どんな感じだったのだろう…。
消費電力からすると僅か0.6wの省電力化にしかならなかったが、ちょっと薄暗いな、と思っていた部屋が一気に明るくなったのは喜ばしい事である。
しかもパルックボールは最大の明るさになるまでに多少時間がかかっていたのだが、LEDはONと同時にスパッと明るくなる。さすがは半導体光源である。
これで手元が暗いなぁ…と思ってなかなか手を付けられなかった電子工作も進める事ができる…ハズ(爆)
というか、今まで薄暗いなと思っていた事そのものに問題があった事を再認識した。
やっぱり…明るさは大切だね、いやホント(-_-;)