本日6月19日(水)、SCEからPS3のシステムソフトウェアver4.45が配信された。
ところが、このアップデートを適用した一部のユーザーで、アップデート後にXMB(クロスメディアバー)が表示されなくなった、という報告があり、急遽アップデータ配信を中止したようである。
PS4の発表があり、いよいよもってほぼ安定したかと思われたPS3だが、依然としてこうした問題が起きる辺り、成熟したハードという認識は早計かもしれない。
しかし一番問題なのは、XMBが表示されなくなったユーザーである。
この症状が出てしまったら、修正された新しいアップデートが来た時、正常にアップデートできるのか?
XMBでアップデートを選べない以上、そのままの状態ではアップデートそのものができないと思うのだが…。そういうユーザーには物理メディアによる修正パッチ配付とかするのだろうか?
いや、そもそも物理メディアで修正パッチを配付してもそのディスクからプログラムそのものが強制起動できないと意味がない。
実際、私はアップデータを適用すらしていないため、具体的にその症状が出た人がどういう対応で復帰できるのかは分からないのだが、公開された情報だけではハードウェアとして詰んだ状態にしか思えない…。
もしそういう状態になった人がいたら、どうやって復帰させる事ができるのかぜひ教えて欲しい。
私が所持しているPS3は実はコレ。
コナミスタイル限定のメタルギアソリッド4の特別版“鋼”である。
第2世代PS3だから、まだ消費電力は比較的大きめかもしれないが、このガンメタのボディが意外と高級感漂っててイイ感じである。
ただ、こういうちょっと古めのPS3を使っていると、アップデートが来る度に「大丈夫だろうか?」という不安がつきまとう。
SCEが動作検証するPS3の世代がどの世代で行っているのかはわからないが、順当に考えれば普及数が最も多い個体での検証を第一としているのではないかと考える。
そう考えると、第3世代PS3や第4世代PS3の方が個体数が多いだろうから、私のような第2世代PS3では、アップデータの不具合にまともにぶつかるのではないか? という不安がよぎるのである。
SCEがアップデータを公開するときは、全世代でのバリデーション(有効確認)をしていると思うが…事実が分からないため不安と言えば不安である。
何はともあれ、早期の問題発見と対策をお願いしたいものである。