本日、上海問屋を運営している株式会社エバーグリーン(以下エバーグリーンと略)が株式会社ドスパラ(以下ドスパラと略)と吸収合併となる事を発表した。
これによりエバーグリーンはドスパラに吸収され、その名前が消える事になる。通販サービスの上海問屋は機能強化を図り、その名は残る事になる。
エバーグリーンにしても、ドスパラにしても、どちらもサードウェーブグループであるから、この吸収合併は単にサードウェーブの業務整理という事になるのかもしれないが、かゆいところに手が届く製品を作ってきたエバーグリーンがなくなるというのは、ある意味寂しい話ではある。
エバーグリーン 公式サイト
http://www.everg.co.jp/ (現在リンク切れ)
ドスパラ 公式サイト
https://www.dospara.co.jp/
上海問屋 公式サイト
https://www.donya.jp/ (現在リンク切れ)
面白いのは、7月30日にこの吸収合併の話が発表され、合併期日が7月31日と翌日なのに、この3つの公式サイト共に吸収合併の話が掲載されていないという事である。
そして、グループを統括する株式会社サードウェーブの公式サイトにも、そうした情報が一切掲載されていないという事も気になるところである。
サードウェーブ 公式サイト
https://www.twave.co.jp/
ま、一人の消費者として見た場合、あまり影響のない話と割り切ってしまえば、何て事のない話でしかない話題なのだが、秋葉原に関連する企業の内情がコロコロ変わるのは、実の所あまり好ましくないと思っていたりする。
競争がどんどんなくなっている秋葉原の町は、既にアニメとアイドルの町にしかなっていないような感じに思えて、非常に寂しい感じがしてならない。
自作PCという世界がどんどんと希薄になっているのは間違いないが、今でも千石電商やらコイズミ無線やら、ニッチな世界で有名な会社がある町というイメージがどんどんとなくなってきている。
コレも時代の流れと諦めるしかないのかもしれないが、秋葉原をもっと自作しようぜとモノ作りの面白さを話題に出来る町になって欲しいと、私はココロのどこかで思っているのかも知れない。
何はともあれ、また一つアキバ系の会社が一つ消えた。
時代は移り変わるものと分かっていても、歯止めがかからないこの現状を誰か何とかしてくれないだろうか?
そう思っている人は、きっと私だけではないはずだ。