PS3のゲームをここ最近ほとんどやってない。
購入数も激減しているが、そんな購入した数少ないゲームですら起動していない。面白いと分かってるゲームしか買ってないんだが…。
KADOKAWA傘下になる前の名作
先日、フロムソフトウェアがKADOKAWA傘下になる事が発表され、硬派なゲームメーカーがこの事で無くなってしまわないことを祈りたいと記事に書いたが、そのフロムソフトウェアがKADOKAWA傘下になる前の作品“アーマードコアバーディクトデイ”(以下ACVDと略)は、私的に購入時も結構気にしていたタイトル。
だが、実際は購入後ほとんどプレイしていない事を思い出し、本日少しやってみたが…なんか間隔を忘れてしまっているという事もあってか、ダメダメな結果しか得られなかった。
でもゲーム性はとても良く出来ていて、個人的には良作だと思っているが、こうしたメカを操縦するタイプのゲームは臨場感が全てであり、如何に自分が操縦しているか? という間隔を得られるかが全てだと思っている。
残念だが、PS3のコントローラーではそのアタリの臨場感が実は今一つで、ただコストなどを考えれば専用コントローラーなんてものをメーカーが発売するのは難しいという事もよくわかっている。
だから、初代Xboxで発売された『鉄騎』は、そうした臨場感を与える事に随分とムチャをしたなと思いつつも、その展開は賞賛すべき行為なのかもしれない…なんて事を今日ちょっと考えたりした。
だが、世の中には強者がいて、独自にACVDのコントローラーを自作する人なんてのもいる。
コレ、ウチに置けるならぜひ欲しい!
動画内に自作したコントローラー…いや、もう既にコクピットシステムと言えるシロモノだが、それで操作している所が紹介されているが、これがまたよく出来ている。
左右のスティックとそのスティック先のボタン、そしてフットペダルにはそれぞれ適した操作が割り当てられているが、実によく考えられていると思う。
万が一、自分の操作と合わない所があったとしても、ゲーム内のコンフィグでキーアサインを変えれば良いわけで、これならACVDのみならず、そうしたキーアサインの変更ができるゲームならほとんどが対応できそうな感じである。
ZONE OF THE ENDERSやANUBIS ZONE OF THE ENDERSなんかで、キーアサインが対応していれば、これでプレイできるだろうし、ガンダムのVSシリーズも場合によってはやりやすくなるかもしれない。
まぁ、実際には“慣れ”というものが必要だろうが。
どちらにしても、ワンオフのシステムだが、これを自作してしまった作者には脱帽を禁じ得ない。
最近、専用コントローラーと呼ばれるものが発売されなくなったが、それだけでなく、フライトシミュレーターで使うようなフライトスティックも姿を消している。
あまり他に転用できない事から、作っても数が売れないという現実がそうさせているのだろうが、ゲームはユーザー体験の塊であり、それを得たいが為にプレイする。しかし、このユーザー体験で操作するデバイスが貧弱というのが現状で、それがまたコンソールゲームの衰退に繋がっているように思えてならない。
考えて欲しいのは、本当に良質のゲームであるなら、ユーザーは投資しているという事実。
もちろん、数で勝負するしかないのだが、メーカーはもう少しユーザー目線でかけるべき予算を検討して欲しいところである。
何はともあれ、このシステムを作った作者には賛辞を送りたい。