先日ヤフオクで落札したZeiss Ultron 50mmが本日到着した。
思ったよりマッチした
本日、ドイツから我が家に到着したZeiss Ultron 50mm F1.8だが、梱包を開けてみてまず驚いたのがその大きさだった。
予め「そんなに大きなレンズではない」という話を聞いていたのだが、見た感じでいうならCARL ZEISS JENA Flektogon 35mm F2.4よりも小さく、私が持つE-M1に取付けたならバランスが悪いかな? とも思った。だが実際に取付ける際にはマウントアダプターを取付ける為、思ったよりもマッチした事にまず驚いた。この写真はiPhone6 Plusで撮影したものをオートでトーン調整したものである。
…こうして見ると、実はE-M1自体があまり大きなカメラではない、という事を実感する。
Zeiss Ultronには落札時に付いてきたフィルターをそのまま装着しているのだが、まぁこのフィルターはコレでアリかな? と思っている。今後見直しが必要と思えば対策を考えようと思う。
レンズを間近で見る
さて、このZeiss Ultronは何と言っても前玉が凹レンズである事が最大の特徴。
というワケで、私が持つM.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8でレンズそのものを撮影してみた。わかりやすいようにフィルターを取り外しての撮影だが…それでもやっぱり解りづらい事に違いはない。
見た目は…オークション時に見ていた画像より綺麗に見えるし、状態はかなり良いものと言える。もちろん全てが完全なコンディションとは言えないが、40年以上も前のレンズである事を考えれば妥当なものではないだろうか。
触った感じ、ものすごく違和感を感じたのは、絞りリングに段階が全くないという事。無段階で回る絞りリングは、実際に自分が今どのあたりまで絞ったかが全くわからない。
また、フォーカスリングにしても滑らかに動くのは良いが、被写界深度が非常に浅く、ピントが合う位置がものすごく限られているというUltronの特性ゆえ、結構ピント合わせが難しいという問題もある。まぁこれはレンズの問題ではなく、単純に私の技量の問題ではあるが。
どちらにしても、これは相当に撮影技術を上げない事には使いこなせない逸品と感じた。
とりあえず試写してみる
まず先に言っておく。
前述した通り、このZeiss Ultron 50mm F1.8は、本気でマニュアル撮影しようと思ったら写真の基本的知識はもちろん知っていなければならないし、何より撮影技術も相当高くないとマトモに撮影できないと感じた。
F1.8というF値にしても、こんなにも明るく撮れるのか? と驚いた程で、無造作に撮影すると、画像が真っ白になってしまう事すらありうる明るさだった。
とりあえずそれなりに観る事のできるものを一点。これも結局はプログラムオートモードで撮影したものである。
ピント位置は真ん中の花の後ろ側に見える花である。家の玄関内にある花を撮影したもので、ホントは外で撮影したかったのだが、今日は風が強く、玄関先にある花が揺れ動いていてピントを上手く合わせることが出来なかったため、この花に落ち着いた。
室内であっても、ピントを合わせるのが本当に難しく、しかも三脚ではない手撮りであるため、中々上手く撮れなかった。
玄関とはいえ、室内である事を考えてF1.8で絞り優先で撮影してみたら、画面が真っ白になり、F8.0くらいでそれでも白飛びする感じにしかならなかったため、結局Pモードである。
…マニュアル撮影はホント難しいというのを実感した。
MFレンズは一端打ち止め
MFレンズは、UltronとFlektogonで一度打止めにしようと思っている。
本懐はやはりAFレンズによる一瞬の切り取りであり、今後購入するであろうレンズはAFレンズが基準となる。
M42→m4/3のマウントアダプターを1つのレンズにしか使わないのはもったいない、という事で気になるMFレンズを2本購入したが、あとは現代のAFレンズでも同じような画は撮れるだろうと思っている。
欲しいレンズは先日も書いたが42.5mmのポートレート用と150mmクラスの望遠レンズである。
42.5mmは単焦点、150mmはズームレンズでコレというレンズがある為、それを目指していこうとは思っているが、どちらも非常に高いレンズであるため、そうそう購入する事ができない。
なのでしばらくは標準レンズや広角レンズで撮影を楽しみつつ腕を上げていくしかないだろう。
一筋縄では腕も上がらないのだが、ここはじっくり進めていくしかない。
カメラを理解する所から…という、超初心者の段階からおさらいしていく必要があるな、と今は思っている。
それと…今回も画像クリックで原寸画像を展開できるようにしている。
展開される原寸画像は、iPhone6 Plus撮影のもの以外は撮って出しJPEG画像である。
Ultronの写真は一枚しかないが、M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8で撮ったレンズ画像も一枚あるため、比較しやすいのではないかと思う。
おー、遂に銘玉Zeiss Ultron手に入れましたねー。
見た感じかなり綺麗な個体ですね。
レンズや鏡筒内の状態は写真だけじゃ分からないけれど、オークションの画像見る限りではかなりの上物の様子。
生産年数が僅か3年ちょっとと言う短さに加えて、経年で破損したり所有者が手放さなかったりでレア度が上がる一方。ここで思い切ったのは正解だったんじゃないかと思います。
写りに関してですが、フルサイズ用なだけに集光量が多いのか、私もかなり明るく写ります。
今日もE-M10で撮ってみたんですが、快晴の朝で開放F1.8にしたらシャッター速度が1/4000の上限まで振り切れましたw
被写界深度が浅すぎて立体的な被写体撮ると、一見ピンボケ写真みたいに見えるほどボケてしまうので、私は大体F2.8位から使ってます。
慣れないと扱いが難しいですが、キマッタ時の凄まじい解像度は感動モノです。
これから緑や花が綺麗な季節なんで、是非撮った写真を見せて下さいなー。
そうそう、E-M1とのマッチングですが、良い感じですね。
フード付けるとまた変わりそうですが、オールドライクでマッチしてます。
E-M10でもなかなかなんですが、重さのバランスが非常に悪くなりますw
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Ultronもそうだけど、Flektogonも含めてフードの事を考えないといけないんだよな…。
根本的な問題として、私はもっとカメラの機能とか使い方とかをちゃんと学ばないといけないように思えてきた。実際、今回の試写はシャッター速度がどれだけだったか? とか見てなったし…。
ひょっとして絞り優先じゃなくてシャッター速度優先で撮るべきだったか?
…まぁ、結局はプログラムオートにしちゃったワケだが。
まずはフィルターやらフードをどうするか?
これぐらいなら力業で何とかできるし、そこからかな…。
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落札したレンズに着いてきたフィルターは純正っぽいですね(何のフィルターなのかわからないけど…)。
このフィルターには市販のねじ込みフィルターやフードは使えないので、純正ラバーフードを探すか、かぶせ式フードで代用するしか無さそう。
もしくは、私と同じくフィルターアダプターを探して市販品のフィルターやフード(ねじ込み式)を使えるようにするか。
お薦めはアダプターです。
52mmに変換するアダプターを使っているのですが、市販品を使えるのは大きいです。
最終的に低コストで済みそうだし。
私はFlektogonもUltronもHOYAのラバーフードを使っています。
三段階に伸び縮みして、広角標準望遠に対応するもので、凹凸が少なくて野暮ったさの無いデザインも気に入ってます。
値段も安めです。
AmazonのリンクURLを貼ります。
問題あったら削除して下さい。
http://www.amazon.co.jp/Kenko-%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89-HOYA-%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89-52mm/dp/B001CN3GMI
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あのフィルターは純正なのか…。
ネジ式ではなく、レンズ鏡筒の内側溝に合わせてはめ込んで、20°くらい回して固定ってタイプでした。
正直言えば、このフィルターはあまり有効なものではないかな? と思ってます。
プロテクターとしての機能にも安心感はないし…。それに何よりフードも取り付けられない。
やはりここはフィルターアダプターを探すのが最良策かもしれません。
そのあたり、全く情報を仕入れてないので、いろいろ教えてください。
フードについては、HOYA製が確かに良さそうですね。
Flektogonもフードは付けてないので、一緒に考えようかと思います。
まずはUltronのフィルターアダプターかな。
そこから検討します。
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