CEATEC 2015が開催された。そこでトンデモデバイスが登場した。
その名はRoBoHoN
シャープがオカシイ。
何がオカシイかって、大量にリストラしたかと思ったら、こんなワケわからんデバイスを投入してきやがった。
これではリストラされた人たちが浮かばれないんじゃないかと少々心配になるが、それは逆を言えば斬新かつ革新的なデバイスという意味でもある。
「目のつけどころが~」という、昔ながらのシャープらしさという意味では確かにシャープらしい製品ではあるが、あまりにもぶっ飛びすぎていて、シャープの今後が不安にすらなってくる。
そのトンデモデバイスというのは、ロボット。
一応、13自由度を持つちゃんとしたロボットなのだが、その主目的はロボット的なものではなく、スマートフォンをロボットに置き換えたというものである。
(゚Д゚)ハァ?
多分、それだけ説明されたら、何を言っているのか解らないと思う。
RoBoHoNは、インターフェースとして行き詰まった現在のスマホを打開する、音声認識を主体としたボイスコミュニケーションで操作するスマホなのである。https://www.youtube.com/watch?t=96&v=HQtIlxe_ZkY最初にコレを見たとき、私自身は「やっちまったか…」と思ったのだが、いざ蓋を開けてみると意外と話題性を集めていて好印象。…世の中、わからないものである。
20cm程度の人形のようなロボット
RoBoHoNを一言で言うと、20cm程度の音声認識ロボットと言えるのだが、ちょっとスペックを紹介。
高さは約19.5cmで重量は390g、LTE/3G及びIEEE 802.11b/g/n無線LANによるネットワーク機能を持ち、音声通話やメール、カメラ、液晶タッチパネルなど大凡の携帯電話の基本機能は持ち合わせている。スマホの置き換えと行っているように、当然だがSIMカードも搭載可能で、ロボットの背部にはタッチパネル液晶も搭載されている。なお、制御OSはAndroidベースではあるが、Androidとは異なるOSで動作しているという。
面白いのは、RoBoHoNにプロジェクター機能が搭載されていて、フォーカスフリーの小型プロジェクタでその解像度は1,280×720ドットとHD画質を保有している。
プロジェクターはネットワークが入手した情報を視覚化する際に、背面の液晶モニターより大きく表示する際に使用されるもので、RoBoHoNの額にその機能が埋め込まれている。
まぁ…こういう使い方を見せられると、ああ、意外と使えるかも…と思えてくるから不思議である。
2016年に発売予定
コンセプトとしてCEATEC 2015に登場したRoBoHoNだが、なんと2016年には発売する事を予定しているという。
iPhoneをはじめとしたスマートフォンは、そのインターフェースの縛りから既に行き詰まっているが、このRoBoHoNはインターフェースに音声認識を選択、それに人工知能を加えることで新しいハードウェアプラットフォームだとシャープ側は提唱している。
はたして一般ユーザーに受け入れられるのか?
今の所、話題性はバツグンだが、いざ購入するとなると話はかわる。
消費者の厳しい洗礼をうけるのは、2016年前半だという。
今後に期待である。