CP+2016にて、透明なマウントアダプターが公開されているらしい。
アクリル製
テクニカルファームという所が、CP+2016の会場で透明なマウントアダプター「TF-Flare Adapter」を展示しているらしい。
この透明なマウントアダプターは、そのアダプターのボディが透明なアクリルで作られていて、そこに各マウントのリングが取り付けられているもの。
キヤノンEFレンズをソニーEマウントボディに付けるタイプ(価格:税別60,000円)、PLレンズをEマウントに付けるタイプ(価格:83,000円)で、マイクロフォーサーズ対応版も後に発売されるようだ。
もちろん、機構上動画でも静止画でも使用する事はできる。但し、フォーカスに関しては電子接点等がない為、おそらくマニュアルになる。それを理解した上で使用する事ができれば、特徴的な撮影ができるだろう。
アートフィルターで同様の効果?
ただ私が思うに、今回のアクリル製マウントアダプターを利用した撮影で得られた画は、どこかマイクロフォーサーズ機に搭載されているアートフィルターで作られた画と似ているように思える。
アートフィルターにもデイドリームやウォーターカラーなど、光が強く出た淡いタッチの画を作る事ができるのだが、今回のアクリル製マウントアダプターで得られた画も、そうした画と似ているように見える。
ただ、アクリル製マウントアダプターは、アナログ的な手法、つまり手で光を抑えたりする事で、外光量を調節したりする事が出来る為、画のタッチを微妙にコントロールする事ができるのは強みかもしれない。
まぁ、アートフィルターも効果幅はコントロールできるのだが、意図的に一方向のみ光を抑えたりするなんて事は、アートフィルターのようなデジタル処理では不可能であるため、そういう利点はアクリル製マウントアダプターにはあるかもしれない。
とりあえず、明日には実際にパシフィコ横浜に行ってくる予定なので、実物をできれば見てきたいと思っている。
価格だけの価値があるかどうかは、やはり直接観てみない事にはわからない。
付加価値の高い製品である事を期待したい。