組込系プログラムのバグも珍しくない。
Ver4.2のバグ
先日、オリンパスE-M1のファームウェアがバージョンアップしたという記事を書いたが、その新ファームウェアにおいて、多数のバグ情報が出ている。
大凡、いくつかの機能を使用した際に、カメラがロックダウン、破損した画像が生成されるという事で、新ファームウェアを導入した個体ではいくつかの機能が使えない状態になっている。
このいくつかの機能というのが「深度合成モード」「キーストーン(デジタルシフト)」「HDR」「スターライトモード」の4つのようで、特に新発売の30mm F3.5 マクロを楽しみにしていた人からすると、深度合成モードが使えないというのは、ある意味困った結果なのではないかと思う。
こうしたファームウェアのバグというのも、昔から比べると珍しくなくなったのかな、という気がしないでもない。
私が安易にこのような話ができるのは、私自身はまだファームウェアをアップデートしていないからなのだが、一番問題なのは、こうした情報が出ている今も、オリンパス公式のファームウェア情報では、E-M1の最新ファームがver4.2として紹介され公開されているという事である。
オリンパス自身がこの情報を掴んでいないわけはないハズなのだが、せめて検証が終わるまではアップデータは一時公開中止にすべきではないかと思う。
国内でmkIIの発売日決定
そのE-M1の次期バージョンであるE-M1 mkIIの国内における発売日が決定した。
12月22日に発売となり、予約注文分から処理される事になる。おそらく予約せずに当日入手する事はほぼ無理だとは思うが、本体価格は価格.com最安値で211,890円と前機種に対して25%ほど価格がアップするという前情報通りの発売になりそうである。
フラッグシップとしての価格を考えた結果だとは思うが、機能と価格を考えた時、果たしてこの25%アップという価格が妥当かというところは、未だに議論を呼ぶところである。
もう少し高感度耐性が…と考えている人も多いのではないかと思う。
ただ、人によってはコストを下げて高機能を実装できないのでは意味がないから高くても良い、という人もいる。
言っている事そのものは理解できなくはないのだが、カメラというデバイスの目的と結果を考えると、この価格ならフルサイズに手が伸びていくのは間違いのない事実なので、この辺りは明確な指標がないだけに難しい話ではある。
新機種も良いが…
個人的には、私自身がまだE-M1を使い倒せてない事から、今しばらくはE-M1 mkIIに行く事はない。
確かにAF速度や全体的な処理速度を考えれば、今回のE-M1 mkIIは魅力的な製品ではあるのだが、逆を言えば性能だけで考えた時、AF速度と全体的な処理速度以外は従来のE-M1でもあまり変わらない結果が得られるという事でもある(もちろん全体的に新型が高性能である事は間違いない。あくまでも満足できるレベルという意味である)。
なので、人によってはE-M1を使い続ける、或いは中古のE-M1を購入する、という選択肢が良い場合もある。
この辺りは、ほんの少しの性能向上にかかるコストに数万円を支払う事ができるかどうか、というPCのビデオカードと非常に似た価格バランスである。
自分の最適値をどこに置くのか? という事を見据えて、新型か、或いは型落ちかを決めれば良いだろう。
カメラは本体だけで語れるものではないので、本体は型落ちにして価格を下げ、あとはレンズにコストをかける、というのも悪い選択ではない。
結果的にそれで得られる表現が広がり、アウトプットされる画に広がりを得られるなら、今一度旧機種を見直すというのも良いものである。
正直、動きものを撮るので無ければ、E-M1でも十分だと思います。
持ってるレンズは間違いなくトップクラスだし。
デジイチのボディは4年程度で代替わりするサイクルの速いモノだし、一番大事なレンズが良ければ無問題!
…と、思ってるんで、私はまだまだE-M10を使い続けますw
取り敢えず持ち歩いて、使い潰すつもりで撮り歩くのが一番幸せになれる気がします。
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処理速度という面では新機種は確かに良いと思っているんですが、問題なのは高感度耐性であり、これは現時点ではセンサーのブレイクスルーがない限りはもう無理かな、と思ってたりします。
なので現時点では現状のままでも良いかな、と。
もし何か購入するとすれば、先に40-150mm F2.8 PROのレンズを購入する方がまだ現実的な気がしています。
ま、本体より高いレンズも他に沢山あるわけですが…。
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