ココ最近、驚異的な寒波に包まれる。
私だけなのか?
ここ最近、妙に寒い。
どれぐらい寒いかというと、本来寒さに強い私が思わず「寒っ!!」と連発してしまうぐらいに寒い。
…どれぐらい寒いか、これじゃ伝わらないな(-_-;)
とにかく寒い。
私の住んでいる所では、朝方は確実に氷点下に入っているし、先日この寒さでiPhoneの充電用Lightningケーブルの被覆が堅くなり、割れているのを見つけるぐらいに寒い。
…劣化が原因かもしれないが、今までのLightningケーブルになる前の30pinケーブルの被覆は堅くはなっていても割れている事がない(要するに曲げたりしていない)事を考えると、やはりこの寒さで堅くなってしまっているのが原因としては50%以上の確率ではないかと考えられる。
当然だが、今までこんな事があった試しはない。
個人的にはそれほど今期の冬の寒さは異常だと思っている。
だが…とある人に聞くと、今年が特別寒いという感じはしないという。
私は昨年から今年の寒さは異常だと思っていたのだが、今年が特別寒いと感じているのは私だけなのだろうか?
調べて見ると…
人間の感覚だけで話をしていると、このあたりは答えが見えてこない。
なので、記録と予測を見てみる必要があるのだが、平年差を見てみると意外な結果が出てきた。
私の住んでいる地域の90日前の平年気温差は、なんと+0.5度と平年気温より高いという結果だった。
60日前平均はというと、こちらも+0.5度と平年気温より高い結果に。
さらに30日前平均は+0.7度とさらに高い事が判明。
…私の感覚の方が狂っているというのか?
だが、やはりというか、ここ20日前平均からの記録を見てみると-0.1度とここにきてようやく平年気温に近い気温になり、10日前平均になると-1.4度と一気に下がる結果に。
そして5日前平均になると-1.5度と徐々に下がっている事がわかった。
つまり、急激に寒くなったのは、今年に入ってからであり、昨年までは平年より高い気温だった事が記録から判明した。
やはり人の感覚というのはアテにならないものである。
そして気象庁は大凡3ヶ月、1ヶ月前の平均気温予想も出していて、それを見ると確率的に平年より軒並み低くなる傾向にあると予想している。
特に東海、関東甲信、近畿、北陸あたりが平年より寒くなると予想している。
つまり、今平年より寒いと感じている事そのものは間違いがなく、そしてしばらくそれは続くという予想にあるとしているのである。
ま、こういう記録や予想というデータに基づくものを見ない限り、正確な事は言えないという事である。
人の感覚はアテにならないというのは、こういう所から見て取れる。
何故寒い?
では、今まさに寒いという事や今後寒くなる確率が高いとしている理由は何なのだろうか?
予測を見る限り、2010~2011年の頃と同じ傾向にあるようで、その理由はラニーニャ現象にあるようだ。
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低くなり、その状態が1年以上続く現象の事を言う。反対の現象、つまり海面水温が高くなる現象の事をエルニーニョ現象というが、この海面水温程度で地球規模の異常気象が発生する。
たかだか水面の温度で天気が左右されるなんて…と思うかもしれないが、そもそも欧州の各国の気温が、日本より緯度がずっと高いにも拘わらず気温が暖かい場所があるのは、大西洋の水面温度から発生する偏西風による影響であり、その偏西風の暖かさが欧州の気温を支えているぐらいなのである。
だから水面温度というのはものすごい影響をもっているわけで、水面温度の高低で上昇気流が発生し雲が発生したり、或いは強烈なダウンバーストを発生させたりする原因になるのである。
だからラニーニャ現象による水面の温度低下が、大きな低温のうねりを作っていて、今の寒気団の発生を促している以上、この低気温は少なくとも一年前ぐらいには予想できていた事と言える。
パナマ運河万歳
こう寒いと、どうしても気になるのが灯油などの価格である。
寒い日が続くと、灯油の販売量も増えるし、需要が多くなるという事は価格が上がるという事でもあるからだ。
だが、今年は例年より価格は高騰しないのではないかと(私が勝手に)思っている。
その理由の一つが新パナマ運河の開通である。
今までパナマ運河は全長294m、幅32mまでの船舶しか通る事ができなかったのだが、昨年6月、新パナマ運河という全長366m、幅49mまでの船舶が通れる運河が開通した。この新しい規格をニューパナマックスというそうだが、この運河の開通により米国のシェールガスの輸入が容易になった。
資源のない日本からすれば、今までは中東の石油に頼らざるを得なかった天然資源が、米国からも輸入できるとして選択肢が生まれた事になる。
この事によって、価格交渉ができるようになり、従来よりは価格変動が少なくて済む時代に突入したと言える。
その影響が既にあるのかどうかはわからないが、今年は以前から比べればずっと石油関係の急激な高騰というものがなくなり、比較的安定した価格を維持しているように思える。
まぁ、これも私の感覚でしかない話なので、絶対にそうだというつもりはないが、レギュラーガソリンにしても最近は高くても130円を大きく超える事はないし、以前から比べれば安定しているなという感じがする。
日本も海底資源であるメタンハイドレートが採掘できるようになり、それを上手く精製できるようになってくれれば、経済ももっとよくなるのではないかと思うのだが…
話が若干逸れてしまったが、今回の寒波の影響はまだまだ尾を引きそうな感じである。
例年まで比較的寒さに強かった私が、今期は異様に寒く感じる理由は明確には分からないが、少なくとも今寒い状況は間違いがなく、ここしばらくはそれが続くという予想も当たりそうである。
暑いのは寒いよりも耐えられないが、寒さも今年はキツク感じるという時点で、私の耐性も随分と低くなったモノだな…と実感する今日この頃である。
私もかなり寒いと感じてます。
年末はかなり暖かかったのが、年明け辺りから急激に寒くなったので、体が余計に寒いと感じてるんじゃ無いでしょうか?
真夏に35~36度が続いた後で30度の日が来ると、本当は十分暑いにも関わらず「今日は過ごしやすいねぇ」なんて言ってしまうアレです。
特に今回の大寒波は一気に気温か下がったので、体が順応できないのではないかと。
ふとんから出たくないでゴザル。
返信
やっぱり昨年末とかは暖かかったのか…。
私は今シーズンはずっと寒いという認識しかなくて、もう自分の身体に異変を感じまくりでした。
ラニーニャ現象って事は当初から解っていたから、寒いという事を意識しすぎていたのか…。
ただ…今年の私は異常だと家族には言われてます。
昨年までは寒いとか騒いだ事ないんだけどな(-_-;)
返信