HDDの価格はどこまで下がり続けるのだろうか?
4TB並の容量単価
NTT-Xで、特価販売ながらSeagate製の8TB HDDSeagate製の8TB HDD「Barracuda ST8000DM004」が19,980円(税込)で販売されている。
少なくとも、私が知る限り8TBという容量のHDDとしては最安値ではないかと思う。
「Barracuda ST8000DM004」のスペックとしては256MBのキャッシュを搭載した3.5インチHDDで、SATA 6Gbpsというものだが、大容量ストレージとしては価格的にも非常に魅力的な一台となる。容量単価としては1MBあたり0.41円と、これまた凄まじいぐらいに安い。
ちなみに4TBのHDDを9,000円で購入した時の容量単価は、1MBあたり0.45円なので、それよりも安い事になる。
限定販売なので、これが通常価格ではないところがポイントになるが、実の所、今週末の秋葉原ではドスパラでも「Barracuda ST8000DM004」を同価格で販売し、さらにドスパラだけでなく、ソフマップAKIBA②号店パソコン総合館でも2万円割れで特価販売が開始されたので、メーカー側が何かしらの理由で安価に、しかもそれなりに纏まった数で卸した可能性がある。
という事は、今後の流れで考えると、8TB HDDの標準的な価格は2万円を下回ってくる可能性が高いのではないかと、個人的に予測していたりする。
4TBの時もそうだったが、特価でそれなりに纏まった数が販売された後、徐々にその特価価格がその後の一般的な価格になっていった流れと同じではなかろうか?
SSDの価格の影響か
HDDの価格がどんどんと下がってきているが、それもこれも、やはりSSDの価格に大きく左右されているように思えてならない。
最近ではSSDの価格も軒並み安くなってきていて、容量単価こそHDDには及ばないものの、512GBのM.2 SSDでも2万円を下回り、SATA規格なら1万5千円すら下回る。
ちょっと前では考えられないぐらいの価格になってきているが、HDDはアクセス速度でどうしてもSSDには勝てない為、容量勝負するしかない。その勝負の行く末で、8TBが2万円を下回るという所にまで進んでいったのではないかと、個人的に予測している。
HDDのアクセス速度を補う形で、SSDをキャッシュにしてHDDの速度を向上させる技術がIntelやAMDから登場しているので、8TBが2万円を下回り、SSDの価格がどんどん安くなっているという今の状況は、消費者側としてはとても有り難い話である。
ただ…残念な事にDRAM価格は上がる一方なので、自作PCファンにとってはストレージは安くなっていてもメモリでその分価格が上昇しているので、自作総額はあまり変化がないのが残念な所である。
ただ、ストレージはどういう形にしろ後から追加できるものでもあるので、価格が安くなっていくのは歓迎すべき事である。
クラウドを利用するストレージ運用が主流になっている現代ではあるが、ローカルでの大容量ストレージといえばやはりHDDであり、今回のように安く提供される時を狙って買える人は購入してみるのも良いのではないかと思う。
そんな安いHDDがあるんですか。
単価にすると一昔前じゃ考えられない価格ですね。
私のPCはそろそろ写真データでいっぱいになるので、4T辺りを買い足そうかな。
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最近の相場では4TBの3.5インチHDDが8,500円前後という感じです(SeagateとWDの二択ですが)。
特価というわけではなく、通常価格でもそれぐらいで買えます。
その流れで、特価で8TBが2万円を下回る価格なので、このまま一定需要を見込めるなら、製造メーカーも出し惜しむ事なく、価格が安くなる方向になるのではないかと思います。
それにしても安くなった感じですよね。
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