クリップボード履歴ソフト。
テキストを扱う上で
私がこのBlogを始めたのが2007年。しかも今のBlogエンジンに今までの履歴をコンバートできなかった時期を含めると、Blogと呼ばれる日々の出来事を書きためて、既に20年以上になる。
長いなぁ…と思いながら、これが既に日常の当たり前になっている事自体に、よく続くなと自分自身の継続性の凄さを感じつつ、文章力はロクに上がってないなと残念に思うワケだが、兎にも角にもこれだけの期間、ずっと続けている事に、一種奇跡じみたものを感じる。
だが、ここまで続けてくる上で、いくつもの支援ソフトに支えられているという事実を、お伝えせねばなるまい。
例えばIMEという日本語変換プロセッサ。
ATOKというジャストシステムが開発する変換プロセッサを使っている事で、誤変換は少なく、また適切な変換がサッと出てくるという、日本語を書き続けていく上でもっとも重要な部分を支援してもらっている。
しかもこのATOKは、辞書としての役割も持っているので、不明な言葉にぶつかっても、適宜調べて使う事ができる。ジャストシステムの長年の研究の成果で、この上ない使い勝手が与えられる。
この他に、例えばテキストエディタ。
ブラウザの上でBlog記事を書くという事もできなくはないが、文字を単純に書き連ねていく場合は、テキストエディタを使う事が多い。
その機能はシンプルかつ禁則処理などが適切に使え、処理は特別軽いというものではないといけない。
現在は「Mery」というテキストエディタを使用しているが、前述の機能と併せて行数と文字数もカウントしてくれるので、実に便利に使えている。
そしてもう一つ、いろんな情報から記事を書くときに重宝するのが、クリップボードの拡張機能である。
クリップボード拡張
通常PCでのコピー機能は、単一の情報しか記憶できない。
ctrl+Cキーで選択したものをコピーできるが、これは文字に限らず、ファイルであってもフォルダであっても、コピーできる。
この機能が基本にあり、テキストの場合でも選択範囲をコピーできるが、コピーした履歴は1つしか持つ事ができないので、いくつもコピーしたい言葉などがあった場合、一回ずつコピーしては貼り付け、の繰り返しをするしかない。
だが、これはかなり効率が悪い。
できるなら、コピーしたいものを複数回コピーして、貼り付けるときには連続して貼り付けていきたいというのが人情というものである。
クリップボード履歴を拡張するアプリケーションは、まさにそれを実現するものであり、コピーした履歴を振り返る事で、連続して貼り付ける事が可能になる。
私が使用しているクリップボード拡張アプリは「Clibor」という名のソフトで、シンプルなのがウリである。
ver2以降では、履歴が最大10,000件まで保存でき、しかも定型文を登録する事でそれも呼び出して貼り付ける事ができる。
ある意味、「Clibor」を常駐させるだけで、今までできなかった事が簡単にできるようになる。
テキストと綿密に付き合っていく人であるなら、このクリップボード拡張アプリは必須のアプリと言えるだろう。