法定12ヶ月点検でディーラーに訪れた結果の話。
点検パックで12ヶ月点検
今日、HONDAの点検パック「まかせチャオ」を利用した法定12ヶ月点検に行ってきた。
7~8月にほぼ毎年法定12ヶ月点検を受けているが、これは毎回「まかせチャオ」に点検が含まれている為。
実際問題でいうと、一応法定で定められている点検なのだが罰則がない法律なので、実施していない人も多いという。
ま、私は今の車に乗った時から、6ヶ月点検と12ヶ月点検は点検パックに含まれていた関係で、常に受けている。なので今回もその流れで点検を受けてきた、という事である。
6ヶ月点検の時は大体60分で作業が終わるのだが、12ヶ月点検は90分必要という話だが、結論からいうと今回は120分もかかった。時間がかかった最大の理由は、異音を発する時がある、なんて事を私が言ったからで、その異音を再現するのに時間がかかった為である。
この異音、実は今の車を購入して2年後くらいから時々発生していて、ステアリングを切っている切っていないに拘わらず、10~20kmくらいの低速で走っている時に、ステアリングの奥の方から「ググググッ」と音が聞こえてくるという問題である。
以前の点検の時にもその話をしたのだが、結局再現できなかったため、今まで放置していたのだが、今回改めて話を出したところ、何とか再現しようと試行錯誤。結果、再現は出来ずに時間だけが経過した為、120分も時間がかかってしまった。
私が普段乗っている時だって、発生するのは時々だし、遭遇率も低い。だから見つからないとなっても仕方のない話なので、解決できなくても不都合もないので、今回もとりあえずスルー、という事にした。
だが、この120分の待ち時間は、ある意味有意義でありつつも、考えさせられる時間となった。
そろそろ乗り換えの時期
私の車はこれで10年経過した事になる。
もちろん、もっと乗る事もできるので、このまま継続するという手もあるが、車は資産としての価値は当然時間が経てば経つほど低くなり、10年経過の下取り価格と、11年経過の下取り価格は、それこそ雲泥の差になるという。価格にして半額ぐらいになってしまうのだ。
なので乗り換えるなら今ですよ、というのがディーラーの営業の話である。
まぁ、営業トークだな、とも思うが、車は生活必需品であり、その下取り価格が有利になるかならないかの話でもあるので、いい加減な気分で聞く話とも思えず、待ち時間の間にいろいろと考えた。
実は、以前に今のN-BOXからN-WGNへの車種切替えを考えた事があった。
理由は母親の車への乗降において、座面を低くする為である。N-BOXよりN-WGNの方が若干座面が低く設定されていて、足腰の負担の関係から座面は低すぎても駄目だし、高すぎても駄目、と考えた時、N-WGNの座面の高さが丁度良かったのである。
だが、これを検討していた時は、まだ母親が歩けていた時の話。今は残念ながら車椅子になってしまったので、このプランはもう立ち消えとするしかない。
と、母親の車椅子の話を考えた時、普通車に乗り換えるのではなく、車椅子の乗り降りができる福祉自動車への転換はどうか? と考えたのである。
N-BOXに福祉車両の設定があったのは知っている。だが、私は勘違いしていたようで、その福祉車両は初期型N-BOXの時代だけで、その後のモデルチェンジ後は設定がなくなったと思っていた。
その話をディーラーの営業の人に伝えると、いや、ありますよ、と。
何と、名称が福祉車両というものから、スロープ型、という名称となって、ちゃんと設定が残っていたのである。…いや、単に私がちゃんと調べていなかっただけなのかも知れないが。
問題はお金
今回、乗り換え提案を受けた結果、私はスロープ型のN-BOXへの乗り換えを相談してみた。
価格的には同じグレードの普通タイプよりも高いが、後部座席含めた荷台に車椅子を乗せる事のできるスロープを作ることができ、後ろからそのまま乗せる事ができるというのが特徴で、この機構の為に価格が若干高めになっている。
車両価格を見てみたが、私は今、ターボモデルのN-BOX CUSTOMに乗っているが、同じグレードだと価格が高すぎる事になるので、選択肢としてはノーマルのN-BOXのスロープ型にせざるを得ない感じである。
ただ、私の拘りでどうしてもFF(2WD)ではなく4WDを選択したいというのがある。私が住んでいる地域では冬場は雪が降るのはほぼ間違いないし、通勤時は結構な斜面を登る必要があるので、車種選択としては4WDは外せない。
その代わり、ターボは辞めて機能装備を増やす方向で考えるのがベストではないかと考えている。
下取り価格など総合的に試算してみたところ、それでもやはり200万円は超えてくる。ま、考えていた価格よりはずっと安く済みそうではある。理由は簡単で福祉自動車は非課税になる部分が多いので、総額が安くなるのである。もちろん、それでもそれなりの大きな価格になってしまうのは否めない。
問題は…コイツに乗り換えるとしてローンを組んだ場合、月額いくらの支払いになるか、という事である。
いろんな支払いパターンがあるが、今回、車を乗り換える際には、銀行(信用組合)に借りる相談をしようと思っている。金利の問題もあるが、金融機関への信用構築という意味でもディーラーでローンよりも効率が良いという事をここ数年で学習した。
また、福祉自動車は、その改造や新規購入で地方自治体で助成金を出しているという話もあるので、それが使える場合、今回のケースだと20万円くらい助成される可能性があるらしい。
まぁ、この助成金に関してはいろいろな制約もあるので、自治体の福祉課に話を聞きに行って相談するしかないのだが、あらゆる手段を使えば比較的価格を抑えて乗り換える事ができるかもしれない。
今まで考えもしなかった福祉車両パターンだが、どうせ母親の車椅子の移動を視野に入れた生活が当たり前になるのであれば、この選択肢はアリだと思った。
問題は、月々の支払い額が見えていないという事と、今時点の私の生活における収支と支出がまだ見えていないという事。
これが判れば、乗り換えをどうするか真剣に考えることができるのだが…まだしばらく時間はかかりそうである。
ちなみに…この半導体不足の今、車は発注しても半年待ちくらいは当たり前なのだそう。私のケースでも4ヶ月待ちになるという。人気車種だと今から注文しても来年を超えるとか。
車の乗り換えを考えている人は、そういう時期の事も考えて検討した方がよいだろう。