電源不要というところが有りがたい!
まさにレアモノ?
ウチの住処は建屋が古すぎて、最新家電の効果がまるで出ない構造だったりする。
機密性が低すぎて、しかも古いから、冬場は隙間から温めた空気が抜けていき、結構熱量は無駄になっていると言える。
それでも石油ストーブを点けておけば、点けていないよりはずっと暖かいのは間違いない。問題はその熱が逃げるので、燃料消費が激しいというところである。
なので、少しでも熱を感じられるようにしたい、とは思っていて、石油ストーブから石油ファンヒーターへと切替える事を考えたのだが、母親に猛烈に反対された。
石油ストーブは上にやかんが置けるので、母親が便利に使っているためだ。
ただ、その母親ももう介護ベッドの上の住人なので、近いうちに石油ファンヒーターへと切替えれば、少しでも熱を感じる事のできる状況を作れるのではないかと考えていた。
が、ここでサンコーから面白い製品が発売された。
サンコー ストーブファン
https://www.thanko.jp/view/item/000000004100 (現在リンク切れ)
電源不要でストーブの熱をファンによって送風するというアイテムで、ストーブの熱のエネルギー変換でファンを回しているとの事で、上にしか上がっていかない熱をファンの力で横方向などに熱を向けるという事が可能になるアイテムである。
60~345℃の熱に耐えられる底面をもったファンで、これなら熱を思った方向に流す事ができるので、石油ファンヒーターへの買い替えをするよりは良いかもしれない。
そもそも引っ越せよ
ただ、こういうアイテムはとても有りがたいのだが、考えて見れば、そもそも私が引っ越せばよいという話でもある。
今は小さいながらも一軒家を借家として借りているのだが、ココを借りたのは、昔父親が起業した時に、いろいろな道具などを保管できるよう、倉庫を家の横に置いたりできるようにという事で、アパートではなく一軒家を借りた、という流れで住み着いている。
しかも大家とは契約に関しても結構なぁなぁでしていたらしく、更新という概念がない。
だから父親が既に他界した今でも、私や母親もあまり意識せずそのまま住み着いているのだが、どう考えても数十年は家の設備の更新が滞っているので、あらゆる所に問題が出始めている。
家の作りも古く、逆に古すぎて地震などが起きると、柱と柱の結合が深くなり、より強固になっているのか、びくともしない。ただ、前述したように機密性などないに等しいので、夏場や冬場の光熱費がとんでもない事になる。
既に起業した時の会社は幽霊企業だし、整理してしまえば引越しも可能だが、問題はこの貯まりに貯まった家財道具だろうか。
そういうのを考えると、引越しもただ事ではないので、二の足を踏む事になる。
熱風サーキュレーターmini
似たような製品で「熱風サーキュレーター mini」という製品もある。
サンコー 熱風サーキュレーター mini
https://www.thanko.jp/view/item/000000003150
こちらはファンが剥き出しになっているタイプで、85~350℃の熱に耐えられるように作られている。
使い仕方はほほ同じでストーブの上にそのまま置けば、熱エネルギーを変換してファンを回す仕組み。
より手軽に使えるところはあるが、回転しているファンが剥き出しという事で、ちょっと躊躇う人もいるかもしれない。
どちらにしても、電源不要での熱を効率よく行き渡らせる製品なので、石油ストープしか使えない、なんて人は試してみるといいだろう。
ただ…最後に一つ言わせて欲しい。
正直、コンセプトモデルなので、どこまで効果があるものなのかは未知数である。
それでもこうしたアイディアが形になった製品は素晴らしい出会いを果たす事がある。
石油ストープという縛りのある暖房器具しか潰えない人は、試してみる事をお薦めしたい。
もちろん、私も試してみたいと思っている。