PITAKAのケースが売り切れのままだなと思っていたら新しくなっていた。
Magic Keyboardは重い
私が使用しているiPad Pro 11インチは、その使用するケースを幾度か変更している。当初はMagic Keyboardを使用する為、PITAKAのMagEZ Case2という製品を使用していた。
しかし、そもそもMagic KeyboardではiPad ProのIMEとしてATOKが使えない、またMagic Keyboardそのものが重いという事から、Magic KeyboardとPITAKAのケースの使用をやめ、岡山デニムを使用したケースに変更して、今もその状態で使用している。
Magic KeyboardはiPadを仕事でも積極的に使っていこうと考えた時、とても便利である事は間違いないのだが、とても重量があるというのが最大の問題で、その時、PITAKAのMagEZ Case2のような薄型ケースを使わない場合は、iPad本体がカバーなしで露出するというのが問題だった。その問題を解決するためにMagEZ Case2を使用し、時にはMagic Keyboardを取り外してMagEZ Case2のみで運用、時にMagic KeyboardをMagEZ Case2を使用したまま接続して使用する、という使い方が理想と思い、当初はその使い方をしていた。
ATOKが使えないとかは、運用方法でカバーする事はできなくはないので、大きな問題ではなかったが、結局岡山デニムのケースにしてしまったのは、Magic Keyboardを込みで持ち運ぼうと思うと普通に1kg超のノートPCを持ち歩く事と何らかわらなかった事で辞めてしまったのである。
この重さという問題さえ無ければ…と思わなくもないが、もしさらに使いやすい機能が備わっていたなら、ひょっとしたらMagic Keyboardを使い続けていたかもしれない。
ワイヤレス充電機能を付加
それが、ワイヤレス充電機能で、現在のiPadシリーズでワイヤレス充電に対応した製品は存在しない。PITAKAのMagEZ Case2でもその機能が付いていなかったのだが、もしMagEZ Case2にその機能が付いていたならば、Magic Keyboard含めてそのまま利用を続けていたかもしれない。
というのは、iPad Proを使っていて一番煩わしいのは、充電という行為なのである。
PCとデータ同期する時も、USB Type-C接続するのだが、それはまぁやむを得ないとしても、このデータ同期は毎日しているわけではない。特にiPad OSの更新前に同期をする事がほとんどで、それ以外ではスタンドアロンで使用している。
だから平時は充電だけしているのだが、その際、毎回USB Type-Cで有線接続するのだが、これが案外と煩わしい。
iPhoneのようなサイズだとそうでもないが、11インチのiPad Proだと、充電スタンドのようなものを別で用意しない限り、結構置き場所に困ったりする。
だが、PITAKAがMagEZ Case2の新型として発売した、MagEZ Case Proは、ボディ素材のアラミド繊維の中に充電機構を埋込み、かつ磁力も埋め込んでいるので、Magic Keyboardと接続する事もできれば、専用充電台の上でワイヤレス充電も可能になった。
しかも同じPITAKAが発売するMagEZ Charging Standを使用すると、iPadをモニタのように立てかけつつも充電も同時に行うという事が可能になる。
使い勝手として考えれば、とても便利なアイテムといえよう。
ワイヤレス充電はQi対応?
ただ、このMagEZ Case ProとMagEZ Charging Standだが、充電する仕組みがQi対応なのかがわからない。
PITAKA Japanの公式サイトで製品説明を見ても、Qi対応とは書かれていないのである。
またAppleのMagSafeにも対応はしていないとの事なので、ひょっとしたら充電そのものが独自規格なのかもしれない。
せめてQi対応であったなら、MagEZ Charging Standを使わない環境で、かつMagEZ Case Proに付属する充電器でない状況であってもワイヤレス充電ができる事になるのだが、現時点ではできないと考えた方が良いのかもしれない。
正直、本製品は完成度が高いのでQiに非対応であるなら実にもったいないと思うのだが、実際の所はどうなのだろうか?
兎にも角にも、iPad ProとMagic Keyboardを同時に使用したいがカバーも付けたいという人には有効な選択肢である事は間違いないので、そういったニーズであれば、ワイヤレス充電関係なく購入して間違いの無い製品である。
ま、ワイヤレス充電が使える事は間違いが無く、専用の付属充電台は別売りでも買えるとの事なので、複数必要であれば充電器を買い足す事でカバーするしかないだろう。
追記:いろいろ調べたが、独自の“Pita!Flow Charger”という名称でワイヤレス充電させている模様。