PS5の不満が一つ解消されるか?

ベータ版システムソフトウェアに追加された1440p対応。

何故今までできなかったのか?

SIEがPlayStation5のシステムソフトウェアにおいて、今後、1440p解像度での表示に対応するかもしれない。
というのも、昨日一部の対象者に配信されたベータ版システムソフトウェアによって、1440p解像度に対応したらしい。
もしこれが正式版のシステムソフトウェアに組み込まれるたなら、ようやくPS5でも2,560×1,440ドットの液晶モニタにて利用する事ができるようになる。
ようやく1440p対応となるか今まで、PS4では対応していたものの、PS5ではフルHD(1,920×1,080)と4K(3,840×2,160)の2モードにしか対応していなかった。よって2,560×1,440ドットのモニタに接続しても、フルHDでの表示しかできなかった。
私はこの仕様に関して、なぜこんな仕様にしたのだろう? とずっと疑問に思っていた。
ライバルであるXbox SeriesX/Sでは、ちゃんと1440pモードが存在しているにも拘わらず、PS5だけがこのモードを持っていなかったのである。
PS5は、残念だがハードウェアの性能としてはXbox SeriesXよりも若干下回る傾向にあるのだが、もちろんそれが理由ではないハズ。あくまでも仕様として対応していなかったと考えられる。
もともと開発するソフトウェア(ツール)が、1440pに対応させられなかったのか、それとも内蔵しているGPUとメモリの関係でできなかったのか、その理由は定かではないが、今回のベータ版システムソフトウェアで問題が確認されなければ、年内には正式な機能として実装される予定になる。

VRRには未対応

今回の1440p解像度対応だが、どうも機能としてVRR(可変リフレッシュレート)には対応しないようで、モニタのリフレッシュレートを最適に可変させながらとなるとフルHDか4K表示となるようである。
1440p解像度が今まで出来なかったのは、どうもこの辺りに原因があるのではないかと予想するが、レンダリングの機能として他にメリットもあるようだ。
ネイティブで1440pに対応しているソフトであれば、1440p解像度でのレンダリングが行われるが、4K解像度に対応しているソフトであれば、スーパーサンプリング機能によって1440p解像度に最適なダウンスケーリングが実施され、アンチエイリアシングの向上が期待できるようである。
このようなスーパー産ブリング機能のようなモードがあれば、接続するモニタに最適な環境を与えることができるとは思うが、今後の1440p解像度ではリフレッシュレートへの改善が望まれる事になるだろう。

PlayStation Blog
https://blog.ja.playstation.com/2022/07/28/20220728-ps5/?emcid=or-ha-448773

まだ普及しきっていない現状

PS5といえば、未だに抽選販売が行われている状況で、全ての欲しい人に行き渡っていない、という状況ではないかと思う。
ただ、以前ほど欲しいという人も多いわけではなく、店頭販売された際には、運良く購入できたという人も多くなってきた。
ただ、それでもPS4の時のような活気が日本に見られないのは、国内ソフトが伸び悩んでいるからと言える。
日本の開発メーカーからしてみれば、国内ユーザーを最優先に考えるので、その国内でまだ普及に不安がある状態でソフトを発売しても、ソフトはいつか埋もれてしまう事になるので、できるなら普及した後に発表したいと考えるだろう。
またユーザーからしてみれば、ソフトが拡充されてから本体を購入したいと思うわけで、メーカー側と消費者の間でかみ合っていない状況が続いていると考えられる。
私の知人も、PS5は購入したがロードの速いPS4になってしまっている、と行っていた。全くもってもったいない状況である。
このままだと、PS5の次の世代が見えてくる事も考えられるわけだが、恐らくはこの新型コロナウィルスの状況によって、今後の計画は全て見直しになっている可能性もあるだろうし、ゲームの在り方についても見直しがされ、PlayStation6という存在がなくなる…なんて可能性もあるかもしれない。
PS Nowではないが、クラウドによる配信ゲームが主力になるのは、個人的にはまだまだ先だと思っていたが、コロナ禍によって状況は確実に変化していて、ネットワークへの依存度は以前より上昇、そのままクラウド配信サービスへと突き進むのかもしれない。
また、ソニー自体もPCゲームの需要に敏感に反応しているところもあり、あえてPlayStationプラットフォームに拘る必要が無い、と考えている可能性もある。
時代の変化を考えると、何も従来の延長が全て続いていくとは限らない。

とりあえず私も今はPS5に関しては完全に離れてしまっている。
必要と考えていないし、それよりもPCの入れ替えの方が優先度は高い。ま、全てが後手に回っているのだが。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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