ついにこんなのまで企画されたのか…。
FF14 TTRPG
FF14が今年10周年となったのは周知の事実で、いろいろなイベントなどが行われているワケだが、その中で、10周年を記念してシリーズ初の公式TRPG「FINAL FANTASY XIV TTRPG」が発売決定した。
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冒険者たちの物語を
ともに紡ごう――🎲
━━━╋#FF14 公式TRPG、
TRPG未経験の方にも楽しんでいただけるよう、鋭意制作中です🎊✨🌐https://t.co/WlDBs0vYjZ #XIVLive pic.twitter.com/9IhWlTOG9m
— FINAL FANTASY XIV/FF14 (@FF_XIV_JP) September 21, 2023
現在はティザーサイトが公開されている。
ちょっと気になったのは、所謂TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)という表記ではなくTTRPG(テーブルトップロールプレイングゲーム)と表記しているところ。
ま、言葉は違えど、意味的には同じものと思われる。
発売日は2024年5月25日を予定しており、現在スクウェア・エニックスe-Storeにて予約が開始されている。
MMORPGとして世界的タイトルになったFF14が、電源を使用しないアナログゲームになるという、ちょっと昔のメディアミックス的展開を迎えた事を意外にも感じるが、そもそもFF14は過去にもいろんなメディアミックス作品が登場してきたワケで、この話は意外性があったというよりも、遂にここまで来たか、という感じがする。
TRPGとは
当Blogを見ている人からすると、TRPGというゲームに関してあまり説明はいらないのではないかと思う。
過去にもいくつか記事を書いている。他にもいくつか記事は上げているが、代表的なものはこんな感じだろうか。
ゲームマスターと呼ばれるシナリオ進行役と、そのシナリオの上で登場人物となるプレイヤーが一堂に会し、会話でもってシナリオを遂行、判断を要する処理は特定のルールに基づいて処理し、最終的にはシナリオエンドまで話を進めていくという、所謂「ごっこ遊び」をルール化したものがTRPGである。
本来RPGといえば、このTRPGを意味するのだが、日本では同時期ぐらいにコンピュータRPGが広がりを見せ、テレビゲームの普及と共にコンピュータRPGの方が主流となったため、TRPGは本流から取り残された感のあるゲームになってしまった。
今回発表のあった「FINAL FANTASY XIV TTRPG」は、FF14の世界観を元にこのTRPGというゲームシステムを利用したゲームになる。
人と人とが織りなすストーリーで進められるFF14なので、より表現力に富んだ体験がそこで生まれるのではないかと思う。
まずは入門用
今回発表された「FINAL FANTASY XIV TTRPG」は、その内容物としてはプレイヤーブック(入門用)、ゲームマスターブック(入門用)、作成済キャラクターシート4ジョブ(戦士、白魔道士、竜騎士、黒魔導士)、ルールサマリー&ストラテジーガイド、オリジナルダイス16個(20面体×6、6面体×10)、マップ、キャラクターチット、予兆マーカーがセットになったものになる。
プレイヤーブックとゲームマスターブックに「入門用」とあるように、あくまでもスターターセットという位置付けで、より本格的な「スタンダードルールブック」と「シナリオ&ゲームマスターガイド」が後日発売されることも予定されているという。こちらはまだ発売日は未定だろうが、スターターセットが来年5月末なので、来年夏ぐらいに発売されれば良いのではないかと思う。
FF14は、MMORPGの中でもメインストーリーがしっかりした作品なので、そのメインストーリーの側面にいろいろなストーリーを組み込んでいく面白さもある。二次創作を得意とする人達であれば、いろんなアイディアが既にあるだろうし、FF14プレイヤーなら誰でも知っているメインストーリーを絡めたりかすめたりするストーリーでTRPGのシナリオを追っていくことができれば、その面白さは倍増するのではないかと思う。
特に、漆黒のヴィランズの様に鏡像世界であれば、まだ見ぬ世界も楽しめるわけで、仮にメインストーリーでも語られた第一世界を用いた話でも、いろんな伏線を用意できるはずだ。
クリエイティブな楽しみ方も存分にできるので、いろんな体験が「FINAL FANTASY XIV TTRPG」で実現するのではないかと期待している。
ゲームといえばコンシューマ機やPC、という人は、一度TRPGの面白さを体験すると良いのではないかと思う。
私も最近の通信を利用したものなど、まだ体験したコトのないTRPGもあるので、本音で言えばやってみたいと思うが…さて「FINAL FANTASY XIV TTRPG」はどのようなシステムでもって楽しませてくれるだろうか。