Raptor Lake Refreshが遂に登場。でもマイナーチェンジに違いはない。
14900Kはついに6GHzへ
10月17日22:00、Intelの第14世代Coreが遂に発売となった。
深夜販売という事になっていたようだが、秋葉原の店頭は比較的閑散としていたようで、押し寄せる客でごったがえし…という事にはならなかったようだ。
第14世代Coreは、その中身は第13世代CoreであるRaptor Lakeのマイナーチェンジといったもので、モデルによってはコア数も増えているものの、ほとんどはクロックの引き上げ程度の違いしかない。
またIntelでは対応ソケットが切り替わるのがとても早いが、今回は第13世代と同じLGA1700か採用されている所からみても、マイナーチェンジである事は疑いようのないところと言えるかも知れない。
各世代の最上位モデルには、オーバークロック機能としてTurbo Boost Max 3.0という区分とThermal Velocity Boostという区分でクロックがさらに上昇する機能が備わっているが、今回の第14世代CoreであるCore i9-14900Kでは、ついにThermal Velocity Boostにおいて動作クロックが6GHzに到達した。
今までは特別モデルなどで動作クロックが6GHzというモデルが存在していたが、今回は特別モデルではなく、標準製品で6GHzに到達した事になる。
何ともIntelの力業と言ってしまえばそれまでだが、これで性能的にAMDを超える事ができるということなのだろう。
…消費電力がバカにならんな(-_-;)
ベンチマーク
とりあえず、既にベンチマーク結果を掲載しているところもあるので、そちらを確認する。
結果から言えば…性能は間違いなくトップを走るが、予想通り消費電力がバカ高い結果になっている。
比較対象としてライバルになるAMD Ryzen9 7950X3Dとの比較もあるが、性能だけ見ればダントツである。だが、それを超える消費電力の高さから、ワットパフォーマンスで比べると、Ryzen9 7950X3Dが39~90%も良好な結果を出している。
意外だったのは、Core i5-14600Kが思いの外、ゲームにおけるワットパフォーマンスが高いという事。Pコア6つ+Eコア8つの20スレッドという性能だが、これが過剰に消費する電力を抑えているのかもしれない。
今回の結果から感じられるのは、ゲームで使用するならRyzenの3D V-Cache搭載コアか、もしくはIntel Core i5-14600Kが良い、といった感じである。
最高性能を追い求める事を否定するわけではないが、イマドキの性能ならほとんどゲームの要求性能を満たしているだろうし、その上での過剰性能をどこまで求めるか、といった結果になる。過剰性能なので、できれば効率はよくしたいところ。そう考えると、選ぶモデルによっては比効率な結果を招くような感じになってしまう。
パワーで押し切るというのも否定はしないが、そろそろIntelの本気が見たいところである。
3D V-Cacheモデルが欲しくなった
第14世代Coreのベンチマーク結果を見て、改めて私としては3D V-Cache搭載のRyzenが欲しいと思った。
Ryzen7 7800X3Dも良いが、Ryzen9 7950X3Dも良い、と改めて感じると共に、私の用途ならIntel CoreシリーズよりもRyzenの方が用途として正しい選択に思えた。
ただ、自作PCにおいては、CPUだけで使い勝手が決まるわけではない。
マザーボードが提供する機能において、Intelは不具合を感じさせることがあまりないので、そうした安定性は高いと言える。AMDは残念ながら私の環境でストレージが時々busy状態になるようで、動画などが途中busy状態で止まってしまう不具合が出ている。
このような傾向で考え、自分に最適なものを選べば、理想の自作PCを手にできるのではないかと思う。
今回の第14世代Coreは、第13世代Coreと同じアーキテクチャを採用しているので、純粋にクロックアップ分の性能向上が見られるといった結果だった。
マザーボードに関しても、ソケットが同じなので、対応するBIOSさえ登場すれば、以前のモデルが流用可能といえるし、新型登場ではあるもの、今一つ派手さに欠ける新モデルの投入である。
Meteor Lake-Sあたりが登場してくると、AIユニットが内蔵されていたりと変化点も多いので、もっとオモシロくなるのだが…。
これからのIntelに期待しよう。



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