今なら2~3週間待ちで買えるらしい。
いよいよ買い換え時か?
発表当初は入手難と言われたiPhone Xだが、その後いろいろ増産体制を整えたようで、今では2~3週間待ちで購入できるらしい。
しかもそれはApple Storeだけの話ではなく、各キャリアの店頭でも同じような状況のようで、着実に量産体制が改善されたようである。
そんなワケで、今頼むと遅くともその3週間後くらいには買えるという事で、そろそろ替え時かなぁ…と思い始めた。
ただ、そういう読みができる段階だからこそ、もう一度「本当にiPhone Xでいいのか?」という事を考え直す時かな、とも思っていて、今更ながらiPhone X関係の情報を集め直している。
場合によっては、iPhone8シリーズでも良い可能性がある、というのは、その使い勝手の面を考えれば当然出てくる話であり、アップデートで使い勝手が変化するという特性を考えて見ても、そこはもう一度検討する価値がある、と考えたわけである。
ポイントはジェスチャー
iPhoneを使い始めて、世の中の人が今では当たり前に操作しているインターフェースは、登場当時ではとても受け入れられるようなものではなかったハズである。
特に日本がケータイと呼ばれるデバイス(今ではガラケーと呼ばれるが)が主流だったころ、インターフェースはボタン入力が当たり前で、全ての操作は割り当てられたボタンによって行っていた。
ところがiPhoneが市場に出始めた時から、ボタンが一つしかないiPhoneでは当然ボタンによるインターフェースで全ての機能を使えるわけではなく、やむを得ずジェスチャーというインターフェースを受け入れる事になった。
フックとかスワイプ、ピンチイン、ピンチアウトなど、直感的と言われればそうかもしれないが、今までになかった入力方法…そういったもので操作するしか術がなかったからだが、全ての人がそのインターフェースを受入始めた。
その結果、一つの定常的な操作方法が確立され、数年の時を経てそのジェスチャーが当たり前になった。
ところがiPhone Xでは、その定常的なジェスチャーを変更するという、大きな変化を受け入れなければならなくなった。
「要は慣れ」
そういって慣れの問題だとする人もいるかもしれないが、このインターフェースの変化は従来アプリケーションの操作方法すら変化させてしまう可能性がある変化で、ちょっとやそっとの変化ではないのである。
使う側はその変化にすぐ順応できたとしても、アプリケーションを作る側はそうはいかない。場合によっては、そのアプリケーションの今までのインターフェースを変化させないといけない場合だってあるのだ。
これらが全て整ったところで、ようやくiPhone Xのインターフェースは完全に切り替わったと言えるワケで、今はまだその途上と言える。だからこそ、iPhone Xへの切り替えタイミングは人にとって重要であり、考えねばならない要素たりうると私は思っている。
私の場合、とりあえず今の所インターフェースの変化における切り替えの可否だけで言えば問題ないようである。
あとは私の慣れ次第…といったところか。
もともと、そんなに扱うアプリが多いわけではないから、私次第でどうにでもなる、といったところかもしれない。
大きさなどはベスト
その他、考えるのは実際に持ち運んだりする時の問題。
正直、iPhone6 Plusを使っている自分としては、今のサイズは当初こそ問題なかったが、最近では大きすぎると感じている。
その面で考えると、iPhone Xは適度に小さくなっているので、ベストなサイズになったと言える。
ただ、背面がガラスになった事で、落とした時のダメージがハンパないものになったのだが、これはiPhone8シリーズでも同様なのでイマドキの改変と受け入れるしかない。
また、手に持った時の重量は結構ズシリと感じる。これはiPhone Xで厚みが増した事が原因かもしれないが、同時にボディがステンレス中心になった事も関係している。
従来はアルミのユニボディ(背面と側面一体型)だったが、iPhone8シリーズやiPhone Xは金属フレームをガラス素材で挟み込むという形になったので、そもそも構成する材料の重量の違いが大きい。ただ、iPhone8シリーズはアルミフレームで、iPhone Xはステンレスフレームなので、ガラス素材以外の金属素材の重さに結構な違いが出ると言える。
ただ…キズの付きやすさとかそういうのを考えると、ステンレスの方がアルミよりずっと強い事は間違いないので、ここは重量感がある事をヨシとして強い素材を受け入れた方がいいという判断もある(AndroidのEssential Phoneはチタンフレームなので強さと軽さを両立しているが…)。
ハードウェアボタン
これはジェスチャーに近い問題だが、ホームボタンがなくなった事でハードウェア的に搭載しているボタンの役割も変わっている。
一番役割が変わったのが、側面の電源ボタンと音量の+ボタン、-ボタンの使い方である。
従来はホームボタンのダブルクリックで良かったものが、本体横ボタンのダブルクリックに切り替わったとすると、これは相当に押しづらくなる。
実際、画面キャプチャなどはダブルクリックではないものの、側面ボタンで対応する事になるようで、このインターフェースの切り替えは結構大変かもしれない。
また、あまり一般的ではないが、iPhoneは起動しなくなった時などのトラブル発生時に、PCなどと接続した状態でiTunesで連携すると、起動復帰のチャンスがある。その時、ボタンを押しながらiTunesに認識させたりと、メンテナンスモードを起動する際にハードウェアボタンを使用する事がある。これがiPhone Xになった時、どのような対応になるのかは調べておいた方がいい話だ。二つのボタン同時押しなど、どんな入力をしなければならないか把握する事で、やりやすさが変わってくる。もっとも、そうした事態にならない事の方が重要なのだが、何事にも万が一という事がある。
一番の問題はキャリアの切り替え
そして私の場合、もっとも大きな問題はキャリアを切り替える問題が発生するという事である。
まぁ、単純に言うとSoftBankからdocomoへと切り替える事になるだろうという事なのだが、2年縛りの違約金問題をどうやって解決するか、という問題がある。
というのも、既に5年目に入っている私は、その契約内容でいうと、ホワイトプランを途中から2年縛りのないものに切り替えられる状態にある。
Web手続きで、この切り替えができないかな、とおもって調べて見たら、切り替えられる状態になっていて、もし1ヶ月程度切り替えてそのまま解約したとしたら、そのまま違約金なしで切り替えられるようであれば、この問題は無事解決である。
だが、果たしてそうした事が可能なのか?
これは要調査である。
もしできなければ、即座に違約金発生という事になるわけだが…それならWeb上でもそうした切り替えができるような仕組みにして欲しくないのだが。
ま、確認してみれば解る事なので、調べて見る価値はあるだろう。
こうした各情報を再確認し、自分の用途として問題がないかを一つ一つ振り返り、慎重に考えていきたい。
というのも、おそらくiPhone Xの後継機は来年も発売されると言われているからだ。
AppleはiPhoneの新ハードへのモデルチェンジを2年周期から3年周期にすると言っているが、実際にはモデルチェンジしなくてもマイナーチェンジ版を翌年には出しているわけで、モデルチェンジが3年周期になってもマイナーチェンジ版はその合間に毎年出してくる可能性はある。
であれば、ここで慌てる必要などないのである。
熟成してから使い始めるでも良いわけで、そこがソフトウェアで使い勝手すら変わるスマホの最大の強みでもある。
なので、まずは情報とその整理である。
今年の切り替えは一層慎重に行くことになるだろう。