さらなる進化を求めて

PSP版ゲーム“涼宮ハルヒの約束”に、1枚絵からアニメーションパターンを自動生成するモーションポートレートが採用されるという話は随分と前に書いた。
このモーションポートレートという技術は、別段アニメ絵に特定した技術ではなく、むしろアニメ絵でも使うことが出来るという事をアピールするような形で“涼宮ハルヒの約束”に搭載されたと言える。
実際、マウスを追いかけるようにぐるぐる動く1枚絵を見ると、この技術のすごさを実感できる。
だが“涼宮ハルヒの約束”に使用されるモーションポートレート技術は、キャラクター毎に用意された表情絵と組み合わされ、さらになめらかに表情を変えるように調整されているという。
そのシステムをSOS(シームレスオペレーションシステム)と言うらしいのだが…ま、名称はこじつけでしかないのは言うまでもない。
で、実際そのSOSはどのように動くかというと…


まぁ、こんな感じでなめらかに動くのだ!
マウスの動きに合わせて視線が動く事を確認してほしい。
いやゃ、スゴイ時代になったものである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. マーベリック より:

    スゲーwww
    ハルヒとかはあんまし興味ないケド(スンマセン)
    この技術にはリアルに感動した!!

  2. 武上 より:

     今回リンクしたデータはあくまでもデモンストレーション用のサンプルです。
     なので仕組みとしてはFLASHで動作してるのですが、実際のものは画像を自動生成した本物のアニメーションになるはずです。
     モーションポートレートは顔写真の眼、鼻、口、輪郭などを自動認識し、そこから動画を自動生成するという仕組みなので、アニメ系で使用するとアニメーターを必要とせずにアニメーションさせることができるというのが強み。
     この技術、私が前職のときにあればよかったのに…orz

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