Windows7日本語版β、公開

 Microsoftが次期Windowsである“Windows7”の日本語β版を一般公開した。
 Windows7は残念ながら全く新しいOSではないものの、Vistaで不評だった部分をリニューアルし、かつより使いやすい形に進化させたOSであり、Windows7そのものがVistaキラーとなると言っても過言ではない。
 この日本語β版での動作をいろいろなサイトで記事にしているが、おおむねVistaよりは軽く動作するようで、Vistaで不満だったスペックであっても問題なく動作するようである。
 オープンにできるβ版がこの時期に出てくるという事は、もうかなり完成に近い状態と考えるべきであり、そう遠くない内に私も次のOSへと移行する事になるかもしれない。


 ただ、残念な部分もある。
 今回のWindows7でも32bit版と64bit版は併行販売されるため、Windowsの世界で完全64bit化はまた見送られる事になる。
 Macの世界ではすでにOSは64bit化してしまっているだけに、Windowsはまたしても後れを取ることになったワケで、あと数年は32bitの制約の中で運用する必要がある。
 たしかに市場に大きな影響を与えるWindowsで、完全移行は難しいのかもしれないが、それでも時代がそれを求めているだろうし、いずれは移行しないといけない事を考えると、安定していると思われるWindows7でその方向を模索する必要があったのではないかと思えてならない。
 どちらにしてもMicrosoftのOSはサービスパックが一つ出てこないと安定しない…というジンクスがあるため、私はすぐに移行はしないと思うが、今回のWindows7はVistaのサービスパック2とも取れるような気がするため、移行しても大きな不具合にはつながらない気もする。
 Vistaはちょっと…と思いながらもXPから次にと考えている人にはWindows7は最初から乗り換えられるOSかもしれない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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