降ってきた怪奇現象

　昔、何かのオカルト系の雑誌で、空からカエルが降ってくるという記事を読んだことがある。
　たしか、その雑誌の名前は「ムー」だったような気がするが、結構世界中でこんな事が起きているという事だった。
　これら怪現象の原因を探っていくと、そのほとんどが自然現象である竜巻が原因ではないか？というところに行き着く。
　もしそれが本当に竜巻が原因ならば、空から○○が降ってくるという事自体を怪奇現象とする事に疑問が残るが、今回はその竜巻がどう考えても原因と言えない現象が日本で起きた。
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怪奇…空からオタマジャクシ降ってきた！？

　石川県七尾市で起きた今回の現象は、オタマジャクシが空から降ってくるというもの。
　金沢地方気象台観測のデータでは、全く竜巻が発生するような状況ではなく、まして雨や風が突発的に起きたとも言えない状況。
　ではオタマジャクシはどこから来たのか？
　謎は深まるばかりである。
　と、タテマエはそんなところ。
　私はそもそも自然現象である竜巻が原因とする説そのものにも納得していなかったりする。
　大体、このように“空から○○が降ってきた”という話は、何故か○○がほぼ一種類に限定されている事が多い。
　例えばカエルならカエルだけが降ってくる。
　魚なら同じ種類の魚だけが降ってくる。
　果たして、竜巻が原因ならこのようなケースになるだろうか？
　竜巻が原因で降ってくるのであれば、何でもかんでも巻き上げたものが降ってくるハズだ。
　重さによって降ってくるものが分けられ、その事から種類が固定してまとまって降ってくるかもしれないと言えるかもしれないが、もしそうなら似たような重さのものはやはり同じ所に降ってくるハズだ。
　竜巻説は、そうした分類的な問題が残るため私はあり得ないと考えている。
　やはり、そこには説明不能なナニかがオタマジャクシに起きたと考えるべきである。
　ナニが起きたのか？
　それは神のみぞ知る…という事なのか？
　今回の事件が石川県羽咋市だったなら、あるいはもっと盛り上がったかもしれない。
　石川県羽咋市は、日本全国的にみてもUFO目撃例が多いと言われているところであり、オカルトマニアの間では有名な地である。
　また、石川県押水町だったなら、また同じように盛り上がったかもしれない。石川県押水町にはあのモーゼ(モーセと表記する事もある)の墓があると言われている。ホントかどうかはわからないが、昔からそう言われている。
　とまぁ、石川県の能登という地域は、こうした不思議な話が意外と多い。
　それらが何かしらの形で関与しているのかどうかはわからないが、今回のオタマジャクシ事件も摩訶不思議な出来事に違いない。
　今回の事件はきっとムーで大々的に特集を組むに違いない。
　ところで…ムーってまだ刊行されてるのか？w