昨日書いた通り、PCの熱問題はたぶん今後はもっと深刻になると考えられる。
冬の今でこそ問題なくても、部屋の温度が常時25℃を超える夏場になれば、自ずとPCケース内の温度は急上昇する。
今のCPUやビデオカードはそれぐらいの熱を持つようになった訳だが、そうなると冷却を考えなければならない。
実は今のビデオカードにする前は、ケース側面から吸気するファンを利用出来ていた。
だが、今のビデオカードは6ピン補助電源を2本使用するため、その補助電源のコードやコネクタが邪魔をして側面ファンを外さないとケースが閉まらないという問題が出た。
なので熱の問題を無視して吸気ファンを取り外し、今のビデオカードをセットしたのだが、それが裏目に出た可能性もある。
となれば、やはり冷却をどうするか、もっと真剣に考えねばならない。
そこでネットをいろいろ調べまわった。
最近では熱問題を解決すべく、いろいろな冷却ファンが存在する。
一番最初に考えられるのが排熱ブローファンである。
PCIスロットに取り付けるものが一般的だが、ケース内を吸い上げてそのままPCIスロットカバー側に排熱するタイプのものである。コレももちろん効果はあるだろうが、私はビデオカード側面に排熱ファンをすでに取り付けているため、あまり効果がない。
やはり根本的に効果があるのは、吸気ファンである。冷たい(と言っても室温だが)空気をそのままケース内に導く吸気ファンは冷却するのにもっとも直接的で効果があると言える(ちなみに排気を考慮しないで吸気してもあまり意味はない)。
そして私が出した答えがコレにある。
その名も鎌ステイ!
PCIスロットに取り付く汎用型ファンである。
サイズから発売されているこの鎌ステイは、見た目通りの機能と性能を持っている。
純粋にPCIスロットに取り付いて、ファンを回すだけのものである。
ただ、そのPCIスロットに取り付けるステーに工夫があり、いろいろなスタイルでファンをセットする事ができる。
公式サイトを見てもらえばわかるが、いろいろな形でファンをセットできる。
私が一番気に入ったのはビデオカードの側面にファンをセットするスタイル。
ケースの側面カバーからはちょっと隙間が空くが、側面へと吸気するようにセットしてやれば、側面カバーの穴から空気を吸い込んでくれるかも…と考えたのである。
実際にやってみないとわからないが、多少でも空気の流れを作ることさえできれば、あとは排熱ファンが空気を流動させる。要は、流動させる空気がHDDやCPUの熱を含んだものだけでなく、ケース外からの直接空気を混ぜ込んだものになればいいのである。
この鎌ステイにしても、実際にセットしてみなければそのセットできるかどうかもわからない。
だが、何もしないでおけるとも思えないので、とりあえず実験する事にした。
2~3日後には届くだろうから、その時にテスト結果をまた書くことにする。
うまくいくといいのだが…。