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坂本真綾という人

個人的によく聞く名前の声優さん。
というのも、私がその手の仕事をしていた時にもよく聞いた名前だし、そんなに遠い距離にいる人でもないという感覚があったため、その名を聞けば耳に残るという、こちらから一方通行ではあるものの、印象の残る人だから。
しかし、じゃあ私は坂本真綾という声優をどこまで知っているのか、いや、知っていたのか?
実はなーんも知らなかった。
前々職の時、業界の知人に聞いた時「かなりとっつきにくい」という話をきいた事がある。
別にイヤな人という意味でなく、実に絡みづらい人という事らしかった。
前述した通り、私はそんなに遠い距離の人でない(要するに近しい業界の人)というポジションにいたが、実際に会ったことはないし、知人のその印象が私のある一つの方向性を与えていたに過ぎなかった。
そんな話を聞いて以降、たしかにその名は耳に残るものの、業界を離れた今、そんな知人の話すら忘れてしまっていたのだが、ここ最近観たアニメの主演だったり、エヴァ破の真希波マリの役だったりと、自分の周辺にかなり名前が聞かれる状態。
ああ、やっぱり有名な人なんだなと再認識した矢先、ネットでこんなのを見かけた。

TBS RADIO 小島慶子 キラ☆キラ: 3時台コラムバックナンバー
3時台コラム ポッドキャスト(現在リンク切れ)

TBSラジオのキラ☆キラという番組で、坂本真綾をインタビューした際の事が語られていたらしい。
この番組は“「くだらない」「どうでもいい」一見そんな風に見えるテーマを日替わりでお出ししております。でも、あ~ら不思議!くだらなく見えたことを、みんなでああだこうだ言ってるうちに、意外な発見が立体視のように浮かび上がって来ます!午後のひととき、そんなキラキラしたラジオ体験を「小島慶子キラ☆キラ」でしてみませんか?”という番組紹介から分かる通り、実にすき間っぽい内容が展開されていて、ポッドキャストを聞く限り、実に私にマッチした番組の様子。
ま、タイミング合えば今度聞いてみよう。
という話は置いておき、とりあえず坂本真綾インタビューをした時の話をポッドキャストで聞いてみた。

話の内容は実際にリンクから聞いてみてもらいたいのだが、ああ、そういう人なのか、と。
たしかに私の知人の話どおりらしい。
絡みづらいと感じたのは、多分私の知人の性格からなら感じるだろうという事。
知人はとかく明るい人で、誰とでもいきなり友達感覚で突き進むところがあるため、多分坂本真綾氏からすれば「なんだコイツ…」という感じだったのではないかと思う。
私は、子役の頃から芸能活動をしていた事は知っていたし、天空のエスカフローネのヒトミ役で主役になった時、高校生だった事も知っていた。だが、それらは自分の内側から湧き出た意欲でそういう業界を走っていたわけでなく、気がつけばそんな仕事をしていた…という、ある種、自らが望まなくても仕事に愛された人、という感じ。
…声優目指して必死になってる人からすると、ふざけるな!と言いたくなるような環境だな、これは。
ただ、そういう思いを持つ人に私から一言いわせていただくなら、どの業界にも「愛される人」というのは存在する。本人が望まなくても環境の方から歩み寄ってくるのである。これはどうしようもない。多分、本人も気づいていないのだろうが、状況がその人に向かってくる行動を極自然に行っているのだ。
本人が望まなくてもやってくるのだから、そうならない人からすれば羨ましいやら妬ましいやら、そんな気持ちになるだろうが、これはある種天職とも言えるのだから、そういう人を味方につける方が建設的である。
ま、声優とか歌手を目指す人は、坂本真綾氏を味方につければ勝ち組になれるかもしれない。
話がちょっと反れたが、とにかくインタビューをした人の話で大体の人物像が見えてきた。
自分から望んだわけでもなく、結果的にそういう流れに乗った人が、気がつけば武道館ライブである。
これ、普通に音楽だけやってたら、絶対にあり得ない事だろうと思う。
気がつけばアニメの声優をやっていた。その行動が武道館へと向かわせたのだろうと思う。
最近はあまり言われないかもしれないが、アニメというジャンルはいつでもどこでも、一種壁を挟んだ扱いを受ける事がある。
それだけに、アニメ関係の仕事をしていると、アニメ好きな人や関係の人間を惹きつける事は容易で、それが大きな集団を形成する。
最近のオリコンチャートにアニメ主題歌がランクインするのはそのためだ。
だから坂本真綾という存在は、そうしたアニメ票が大きな影響を与えているのだろうと思う。
もちろん、音楽性を否定するつもりはない。菅野よう子氏が見出しただけの事はある。
ただ、武道館でいつかはライブを…と思って日夜努力を惜しまない人にとっては、何とも複雑な気持ちになるだろうとは思う。
これが仕事に愛された人とそうでない人の差なのである。
最後に。
別に坂本真綾氏が何も努力していないとは思わない。
単に運が良かったという事を言っているわけでもない。
状況が良い方向に転んだ事と本人の日々の活動がリンクして、今の坂本真綾氏周辺の状況が成り立っているに過ぎない。
努力しなくてもできたという事を言っているつもりはないので、そのあたりは勘違いしてほしくない。
結局は本人の努力と行動がその後の状況を作っている事にかわりはない。
私が感じる坂本真綾像は、そうした本人が苦と思わなくとも行っている日々の行動が結果日々の努力と直結したのではないかという事である。
努力というのは、要するにその人が「努力した」と感じた時努力した事になるのであって、別に努力したと思わなければ日々の習慣にしかならない。
努力は苦を伴なうが、習慣はクセみたいなもの。その気持ちの持ち方が大きく印象を変えることになる。
坂本真綾氏は、そのあたりで周囲とは違った価値観なのかもしれない。
飛び抜けた才能がなくとも、この違った価値観で勝ち得るものもある、多分そういう事なんだろうと思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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