BD-PGはどれほど普及するのか?

多分、一般の人にはあまり興味のない話になるだろうとは思う。
DVDの時にも、DVD-PGという規格があった。
これはDVDプレーヤーゲームの略で、要するに普通のDVDプレーヤーでゲームが出来てしまう仕組みを持ったDVDソフトの事。動画を張り合わせて制作するため、ゲームとして再現できるのはADV系かNVL系のものにほとんど限られてしまい、しかもDVDの構造上、データを記録する事ができないため、ゲーム化した際のプレイデータは、パスワードなどを利用して構成していた。
そのDVD-PGのBlu-ray版が“BD-PG”という規格なのだが、コイツが思ったよりスゴイ事が可能になる。
というのも、可能になる系統こそ同じADV系やNVL系になってしまうが、基本のテキストオートプレイ、既読スキップ、テキスト履歴、HDDやUSBメモリへのセーブ、種類によってはミニゲームの再現まで可能になるようだ。
それでいて、倫理規定はビデオに準ずる事になるため、PS3などのゲーム規定とは別枠となる。
つまり、BD-PGで発売されれば、PS3でPC系の18禁ソフトがプレイできてしまう事になる。

しかもBlu-rayという大容量というメリットがあれば、今まで複数枚だったDVDすらBD1枚で済んでしまう。
ちなみに今発売される予定があるものは以下。

mints After…(18禁)
http://www.ms-pictures.com/label/mints/products/after/ (現在リンク切れ)
mints 真章 幻夢館(18禁)
http://www.ms-pictures.com/label/mints/products/sgmk/ (現在リンク切れ)

Tony氏原画のゲームばかりだが、これらが家庭用テレビでプレイできてしまうというのは、ある意味問題なのではないかと思ったりする。
…規定には違反していないわけだが(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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