11月も半ばにかけてくると、さすがに朝方は冷え込む。
私の住んでいる山梨は、それはもう寒暖の差が激しく、それ故に特産物である桃や葡萄の生育に適しているワケだが、冬が近づくと朝方の冷え込みは北国並である。
そんな冷え込みの中、ただでさえ始動性が悪いと言われている我がKSR110のエンジンは、当然の事ながらなかなかエンジンがかからないという状態になる。
新車…とは言わないが、メンテを行い、交換部品は全て交換した上での乗り出しであるから、プラグも新品だし本来ならもっとすんなりエンジンが始動する環境にあるハズなのだが…そういうワケにはいかないのがKswasaki車(…いや、KSR110だけなのか?)である。
キック始動であるため、まずキックをしなくても済むようにする、という方向性で、まずセルモーター化する話が浮上するが、それはもうまとまっているため、次は純粋に点火系を見直す必要があるのかもしれない。
よく聞く点火系チューンに「電極プラグをイリジウムに変えると良い」というのがある。
画像は、左がイリジウムプラグで、右がノーマルプラグ。明らかに電極の形状が異なる。
イリジウムプラグは、一般的に“腐食しにくく低電圧でも強力に発火する”と言われており、しかも火花が発生する電極部分が一般のものよりも細くスパークが集中する事で着火性が向上する事から、全体的に安定した燃焼を可能にする。
つまり、エンジンの始動時の付きの良さを向上したり、アイドリングを安定化する、と言われる効果が得られるらしい。
…らしい、としたのはそこに問題があるから。
良くなった、という声もあれば、変わらないという声もあるのである。
実際、イリジウムプラグでパワーアップするワケでもないため、実感する事が難しいといえば難しいのかも知れない。
ただ、始動時に安定する事は確からしい。要するに低回転域で安定した回転が得られやすければ、それだけ始動性も高いという事。
問題は、この始動性についてノーマルプラグとどれだけ違うのか? という事だ。
感覚的な部分も大きいため、人によっては「効果なし」という結論になるのだろうが、実際問題換えてみなければわからないし、体感してみない事にはわからないというのが本音だと思う。
ただ、こういう実験結果もあるようだ。
このサイトでの計測では、放電時間がノーマルプラグに対して0.1msec延びていると出ている。
つまり、それだけ要求電圧が低いワケで着火率が高くなる事を意味している。
多気筒だと実感できない差であっても、KSR110のような単気筒エンジンだと明確な差が出る可能性もある。
と言うわけで、今考えているのはとりあえず換えてみるか? という事。
やってみなければ分からないのであれば、もうやってみるしかない。
それで始動性が変わらなければ、もっと違う部分でチューンしないといけないという事はわかる。行き当たりばったりだが、一番確実な方法でもある。
多分、プラグとコードの交換でダメとなると、イグニッションコイルやキャブ、マフラーの交換という事になるだろう。…いくらかかるんだよ orz
とりあえず、低価格で出来る所から手を付けようと思うのだが…さて、私にできるかね?(爆)
オイラの体験で、4輪のエンジンのプラグをノーマルから
VXプラグに交換した時には、アイドリングと加速に体感できるほど
向上した感じがしました。
あと、オイラのモンキーの話も。
先日、社外品のCDIユニットを付けましたらアイドリングが安定して
始動もキック一発でできるようになりましたよ。
まぁ、参考まで。
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今のNGKのイリジウムプラグは、VXからIXってのに変わってるらしいですが…まぁ、同じようなもんでしょう。
CDIユニットか…
これはメンテの時にプロに聞くしかないな。
何から始めるかという所から相談してみよう。
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MR-2でイリジウム使ってました。売り文句通り、アイドリングが安定した感じがしました。元々がハイオク仕様なので、差は若干でしたが。
そこまで始動しないと、キャブの調整とか必要なのかもしれませんね。
…もしくは、暖気運転の為の暖気とか(爆)
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おそらく、キャブの調整とかまで必要な話ではないと思います。
まだアタリを出している(慣らし運転の)最中でもあるので、かかりが悪いのはそのせいかもしれません。
ただ、HONDAエンジンに比べてkawasakiエンジンはどうも回りにくいというか…安定性に欠けているように思います。
私が元々HONDA党でもあるので、その差に驚いているだけかもしれません。
ただ、今のままだと始動させるのに苦労する事は間違いないので、とりあえずセルモーター化とせめてプラグ交換くらいはしないといけないなと思ってます。
そのあたり、何から手を付けるべきかもも含めて、プロに聞いてこようと思います。
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