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史上最大級の情報漏洩

 先日からサービス停止となっているPLAYSTATION Networkだが、会員のアカウント情報が漏洩した可能性があるという発表があった。
 漏洩した情報は、登録した氏名、住所、メールアドレス、生年月日の他、PlayStation Network及びQriocityのパスワードとPlayStation NetworkのオンラインIDという事で、登録時の情報がほぼ全て漏洩している可能性がある。
 またそれだけではなく、サービス内の購入履歴、請求先住所、パスワード再設定用の質問への回答を含むプロフィールデータや、設定されているサブアカウントに関する情報についても、不正アクセスをしたハッカーが入手した可能性があるとしている。
 一番問題となるクレジットカード番号(セキュリティコードを除く)とその有効期限に関する情報についても、不正アクセスしたハッカーに入手された可能性を完全に否定することはできないとしており、今回の事態が非常に深刻な状態にある事を示している。但し、現時点ではそのことを示す形跡は見つかっていない、という事だが、どちらにしても深刻な状態にある事に違いはない。

 画像はQriocityのサインインページ。PSNと同じく閉鎖中。


  実際に情報が漏洩していたと思われる日時は4月17日~19日で、21日に障害が発生、そのままサービス停止という措置を執ったようだ。現在もサービスは停止中で、今回の問題に対して情報セキュリティ専門会社と契約し実態把握に努めているという。
 漏洩した可能性のあるアカウント数は、世界59ヶ国の地域で7,500万件を超えるとしていて、数だけで言っても史上最大級の情報漏洩となりそうだ。
 公式でようやく今回の障害に関する情報が発表されたと思ったら、史上最悪の情報漏洩事件へと事態は悪化していた。
 クレジットカードに関して言えば、セキュリティコードは問題なさそうであるため、多分大丈夫だろうとは思われるが、それも確実なものとは言えない。
 この最悪の事態をおそらくSCEはもっと早い段階でつかんでいたのではないかと思われるが、今まで発表を控えてきた理由が今ひとつわからない。
 恐らく、不確実な情報を流すことができない、とする判断から、発表が今まで延びたのだろうとは思うが、まず可能性のある事を発表しても良かったように思える。
 何も講じなかったことで、ユーザーからは情報開示が遅いという批判を受ける事となり、震災時の東京電力と同じラインに並べられるという事態になっている。
 今回の件で、SCEのみならず、Sonyは製品展開において大きく躓く事になる。
 以前より、SonyはAppleのオンラインサービスに対抗するような展開をしてきているが、どれもAppleほど成果は上がっていなかった。
 しかし、PLAYSTATION Networkはその中でも大きくふくれあがったオンラインサービスであり、しかも音楽配信のみならず、ビデオ配信、ゲーム配信と、やっている事そのものはAppleのiTune  Storeと互角以上の展開をしていた。
 しかし、そのPLAYSTATION Networkで、もっともやってはならない問題に直面した。
 たしかに悪いのはハッカーかもしれないが、ユーザーに絶対的な安心感を与えられない展開にしてしまった事は、SCEの大きなミスであり、Appleと大きな差がついてしまったと言わざるを得ない。
 SonyおよびSCEは、今後“Sony Tablet”や“NGP(仮)”といったデバイスを展開する予定だが、そのどちらもオンラインサービスとは切っても切れない関係にあるデバイスだ。
 それら新製品の鍵を握るのがオンラインサービスだけに、発売前ながら大きな失速を余儀なくされるだろう。
 私は思うのだが、SonyやSCEは何か勘違いをしているのかもしれない。
 “Sony Tablet”や“NGP(仮)”はあくまでもデバイスでしかなく、商売の中心はオンラインサービスにある事を失念してしまうと、オンラインサービスを甘くみてしまう可能性がある。
 Appleは、デバイスはあくまでもデバイスとして、そのビジネスの中心は常にサービスとしている節がある。
 だからiPodの売り上げが落ち込み、主力製品から外れていったとしても、Appleはちゃんと次の主力製品へとつなげる事かできている。なぜなら、iPodというデバイスが重要なのではなく、iTune Storeというサービスがビジネスの中心なのだから、その中で使用できるデバイスが最適な形を取っていく事で、次の製品展開が出来てしまうわけである。
 今回のPLAYSTATION Networkの問題は、そうしたビジネスの中心とすべきものをおろそかにした結末のように思えてならない。
 ハッカーには確かに問題があるが、SCEが本質を間違えていた可能性もまた否定できないように思える。
 とりあえず、PLAYSTATION Networkは1週間以内には一部のサービスは再開できるとしている。
 しかし、全てのサービスが再開できるのがいつかまでは発表していない。
 失った信頼も大きく、サービスの再開も目処が立たない。
 この失態は、今後のSonyグループに大きくのしかかってくるのでは内だろうか?

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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