私は世間一般に言われるブランドモノに対する考え方がちょっとズレているかもしれない。
しかし、単に私は機能的である事を好んでいるだけだったりする。
PORTER
PORTERというブランドがある。
これは株式会社吉田、通称吉田カバンのブランドであり、その始まりは1962年まで遡る。
吉田カバンは元々吉田鞄製作所という名称で創業され、こちらは1935年からの歴史がある。
私が吉田カバンを知ったのは、実は結構前の事でもう数十年前の事。手堅いMaid in Japanのカバンメーカーという所に私の興味が向いた。
ところがここ数年、いろんなメーカーが海外生産に走って行き、吉田カバンもその流れになってしまうのか? などと思っていたら、相も変わらず吉田カバンはMaid in Japanを貫き通しており、それはそもそもの理念である日本製に拘るというスタイルを貫き通した結果だと知り、余計に吉田カバンが好きなカバンメーカーとなった。
だからいつかは吉田カバンのカバンを買いたい…と思っていたのだが、まぁ、何しろ手堅い日本製カバンであるため、品質はもちろん高いが価格も当然高いわけで、今一つ躊躇してしまうところがあった。
なので、手軽に買える何かが欲しいな…と思っていた所…ウチの母親の財布が随分年季の入った状態になっているのを見て、どんな財布が欲しいのかをいろいろ母親にリサーチした。
結果、欲しい財布の特徴が以下。
- 二つ折り
- 小銭入れが正面に四角く開くタイプ
- カード入れといくつかポケットが欲しい
- 色は焦げ茶みたいなブラウン
意外と具体的な話だな、と思いつつ、よく考えてみたら、この特徴、ほぼ男モノの財布じゃねーか(爆)
まぁ、当人がこういうのが欲しいというのだから仕方が無い。希望に添うよう、サイトでいろいろと財布を探しまくった結果、やはりPORTERブランドにそれらしき財布を見つける事ができた。
で、早速ポチッたワケだが、その財布が本日届いた。
実に手堅く、シンプルな作り
画像を見ればわかると思うが、実にシンプルな作りで、手堅い革製品である。
機能を最優先した…としたとしても、このシンプルなデザインは妙に派手に作ったものなどよりずっと綺麗でカッコよく見える。
これが吉田カバンクォリティ。
この財布、PORTER SHEEN WALLET 110-02921という製品なのだが、大きさは92×110mmで、手に確実に掴める大きさ。ま、WALLETは基本的にこれぐらいの大きさが多いので、サイズ的には珍しくもなくともない。
カードが4枚入り、それ以外のポケットが4つ、札入れが2つに小銭入れが真ん中にある、というタイプである。
色はこのブラウンとブラックの2色がある。色合いも決して派手なものはなく、実に堅実なものしかラインナップされていない。そこがまた良いのである。
価格は…意外と安くて消費税及び送料込みで14,040円。ネットではなく実際の吉田カバン取扱店で購入すればもう少し安く買えるかも知れない。
こういう時、地方在住者はどうしても通販に頼りがちである。そういう生き方が定着してしまった私がいうのも何だが、通販も賢く使えばいろいろお得な買い物ができるのですよ…。
もう少しわかりやすく…
今回購入したPORTER SHEEN WALLET 110-02921をもう少しわかりやすい形で画像紹介する。
…ま、ネットに掲載されている画像なワケだが。
これらの画像は楽天の商品紹介ページに掲載されている画像である。
画像を見れば男モノ…というのがよく分かると思う。あくまでもビジネススタイルに則ったデザインであり、実用性を追求した製品だ。変に飾った製品ではない為、質実剛健ではあるが、機能美溢れる製品が好きという人には好意的に受け止められるのではないだろうか。
今回、実は迷った候補がもう一つある。
それがこの製品で、同じく楽天でも取り扱っている。
PORTER CURRENT WALLET 052-02204という製品で、スタイルは今回購入したものと酷似しているが、革表面にエンボス加工が施されているのが特徴。
こちらは色がブラック、ネイビー、ブラウンと3色あり、ブラウンはもっと茶色が明るい感じのものになる。
今回は母親の買い物になったため、今度は自分のものとして買いたいと思っているので、今度はコチラの製品をセレクトしようかと思っていたりする。
何時購入するかはわからないが。
ニセモノにご用心
吉田カバンの製品は手堅い日本製品という事もあって、その原価は大陸製などから比べると高い事は間違いない。
そうなると、現れるのがニセモノである。
実は吉田カバンはニセモノによる被害が案外多かったりする。
Wikipediaによると、2006年にネットオークションで吉田カバンのニセモノを約7,200人に売りさばいていた母子2人が逮捕されたという事例もあるようだ。
デザインがシンプルであるが故にニセモノを作りやすいのかも知れないが、この手堅さまではマネできないハズであり、むしろこの手堅さをコピーしてしまうとニセモノを作る意味がなくなるハズだ。
なので、吉田カバンの製品を購入する時は、できればオークションは避けたい所。少なくとも私ならオークションは避け、直販かそれに準じた形で購入するだろう(というか、今回はそうだった)。
何はともあれ、手堅い良い買い物をしたな、と思っている。
吉田カバンはVAIOとのコラボで製品を展開していたり、またカメラバッグなども手がけている為、これからも私との接点は何かしらあるだろう。
後悔しない買い物をするなら、こういう買い方をしたいものである。
吉田カバン
http://www.yoshidakaban.com/
オイラも今使っている財布がだいぶくたびれてきたので
買い換えようと思っていた矢先のブログ内容
参考にさせて頂きます。
返信
今回は母親に買ったけど、ホントは私も欲しいんだよね(-_-;)
大体15,000円くらいで、確実に満足できるものが買えると思う。
問題はその価格が自分にとって妥当かどうかという事。
ちなみにイギリス製品とかで、革を楽しむ事のできる財布が1万円くらいで買えたりするので、自分にとって何を重要視するかで決まると思います。
私は吉田カバンを昔から知っていて、好みだから良いのですが…。
返信