日本人ってすげぇと時々思う…。
ココまで来るとアートだろ
ラテアートというものがある。
カフェラテの表面に絵を描くものを言うが、この絵に日本のアニメ絵を描いたりして、それがまた非常に上手く描かれていたりするものだから、世界的にも有名になったりしている。
そういうのを動画サイトなどで公開すると、一気に広がっていくわけだが、こういうのは、ほとんどが日本人作のものだったりする。
なんかもう、日本人の職人って何でこんな事ができるのさ? と思ったりするのと同時に、同じ日本人でも私には無理…と、その技術格差にがっかりもしたり、或いはもともと絵心がないという事を改めて再認識したり…なんて事があったりする。
まぁ、そんなのは日常茶飯事の事であり、おそらくそれは世界中の人が同じような感じたりする事だったりするわけで、そこに日本人だからとかそういう人種的違いは多分ない。
ただ、総じて日本人の職人には時々信じられない事をやってしまう人がいたり、或いはその芸の細かさで世界中の人を驚かせたりする人がいるという事である。
で、そんな事をYouTubeとかで見ていたら、これまたスゴイ職人の動画に行き着いた。
これもまた絵心がないとできない事だが、パンケーキの焦げ色で絵を描いてしまうという、実にとんでもない事をやってしまう人がいたわけである。
しかも…その焦げ色で、線だけでなく影部分までをも再現してしまうという、実に芸の細かい部分も見えている。
ココまで来るとアートであり、このパンケーキは私なら食べる事が出来ないのではないかとさえ思えてくる。
絵心があっても真似できない…
で、このパンケーキアート、正直絵心があっても多分真似できないんじゃないかと思う。
それが明確にわかる動画がコレ。
作り方の全貌が動画化されているのだが、これがまた地道な作業でもありつつ、センスがないとできないやり方。
火を強くしすぎれば当然焦げるし、かといって弱ければ色が付かない。また時間を掛けすぎれば明暗がハッキリしすぎて影にならなかったりするわけで、その絵心だけに留まらず、火加減すら完全にコントロールできないとこのアートは完成しないという事がよくわかる。
ココまで来ると、職人とかそんなレベルじゃないようにすら思える。
まさにパンケーキ職人の神!…と言いたくなるレベルである。
自分にもこういう特技があればなぁ…と思わない事もないのだが、多分こういうのは好きでひたすらやり続けていく中で身についていくものではないかと思う。
日本人は気質的に極めるという事を意識していなくてもやり続ける中でその境地に行き着く人が多いように思う。
どんなにコンピュータやセンサーが発達しても、人間がもつ感覚を完全にデジタル化する事は非常に難しいのではないかと思うのだが、まさにこのレベルまでくるとその領域なんだと思う。
ただ、最近はAIの進化も著しいため、どんとんと人間の感覚が可能にしてきた事をAIが可能にしてきている。
こういうアートも、何れAIに取って代わられる時代が来るのだろうか?
正直、そういう時代はイヤだな、と私は思う。できるなら、人に残された一つの境地として生き残ってくれればいいなと祈るばかりである。